〇感想
本書は非常にシンプルな構成であり、
内容も平易であるため、すぐに読めます。
全体は3章立てて、各章の目的に沿ったケースを元に、
それぞれのケースを読み進めていきながら、
「数字力」を鍛えていこうというコンセプトです。
最近では、「数字」関連の書籍も増えてきましたが、
大きく2つに分類されるような気がしました。
1.スキル育成系(スキルの取得が目的)
2.視点育成系(新たな視点の気付きが目的)
本書は、上記分類においては、No.2の「視点育成系」です。
全部で15個のケースが掲載されているのですが、
内容は考えて読むというよりは「読み物」色が強いです。
そのため、従来からの自分の視点を意識しながら読み進め、
新たな気付きが得られた場合にはそれを意識して実践して
いくきっかけになるという位置付けだと思います。
タイトルが「数字力」ではなく「数字センス」で
ある点からもそのような意図が伺えます。
そういう意味では15個のケースというのも、
多すぎず、少なすぎず、丁度良いと思います。
〇構成
本書の構成は下記のようになっています。
下記3つの「力」について、それぞれ章立てで説明。
→3つの「力」(各章)は、それぞれ複数のケースがあり
1.数字を読む力(5ケース)
・ビジネスに役立つ情報を数字から読み取る方法を説明
−事象を複数の視点から見る方法を解説
−多くの数字の中から目的の数字を見つけ出す方法を解説
2.数字で考える力(3ケース)
・問題解決力を高める数字の使い方を説明
−問題解決力が高い人と低い人のフィードバックサイクル
(Plan→Do→See)の違いを解説
3.数字で伝える力(7ケース)
・コミュニケーション能力を高める数字の使い方を説明
−物事を伝える際に使う数字の表現方法を解説
○コメント
本書では、「数字センス」を下記のように定義しています。
「セールスやプレゼンテーション、スケジューリングなどの
ビジネスで直面する問題を数字を使ってバランス良く解決
できる能力」
敢えて、見せる所(プレゼンテーション)まで範囲に
含めた部分が他書との差別化かもしれません。