タイトルを見て、「問題解決HOWTO」を求めるのであれば、それは違うと思います。
そもそも、問題発見能力が高ければ、その「経験」からおのずと人間はその解決能力が
高くなっていくものだと思うからです。
では、問題発見をする一助になるか?といえば、、、なると思います。
結局、問題と、その解決、解消というものの関係を非常にシンプルなモデルとして提示
して、そのモデルにあてはめていくつかの例示をしている、というのがこの書籍の主題
だと思います。
また、モデルが提示されることにより、実は、その「解法」につながるものがでてくる
と思います。なぜなら、自分にふりかかっていたものをこのモデルに「あてはめてみる」
ことで今まで気がつかなかったことに気がつく可能性があるからです。
KJ法のような発想法とは少し趣きは異なるものの、
・事象をモデル化
・それを自ら図示してみる
をすることで、人間というのは今まで電気の流れていなかったところに「発火」する
可能性は非常に高いことを身をもって体験いたしました。
「きっかけ」を求めている方や、それを「指導」したいと思っている方には是非、
おススメだと思います。
下衆な解法を書いていないことが逆に、「自分で思考する」ことを教え、その先の広
がり(解法を書くとそこからの応用はないから)を与える可能性がある、奥ゆかしくも
優れた書籍だと思います。