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商社審査部25時 (講談社文庫)
 
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商社審査部25時 (講談社文庫) [文庫]

高任 和夫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

経済小説の金字塔! 著者渾身のデビュー作商社審査部というあまり知られていない部署に光をあて、そこで働く男たちをリアルに描いた。経済小説の代表選手となった著者が商社マン時代に書いたデビュー作。

内容(「BOOK」データベースより)

緊急情報が畿内商事の審査部第三課長、千草のもとに入った。呉の造船会社が危ない―。同時に、福岡の取引先企業の社長が急逝し、事態は風雲急を告げる。千草の眠れない日々がはじまった。日の当たらない部署にいるサラリーマンたちの熱き闘いをリアルに描いた、商社マン時代に執筆した渾身のデビュー作。

登録情報

  • 文庫: 448ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/3/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062750279
  • ISBN-13: 978-4062750271
  • 発売日: 2005/3/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 245,009位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 総合商社、畿内商事の審査部第三審査課長が主人公の企業小説。内容は、取引先の不渡り、倒産、債務の焦げ付きを如何に回収するかという苦心談。いきなり“融手”という言葉が出てくるが、意味が分からない。しばらくして融通手形の略だと気付く。こんな調子で最後まで悪戦苦闘して読みました。基本的に商業法務の知識がないと読んでいて苦しい。言葉の意味が分からないまま読み進めなければならない。またデビュー作というだけあって、人物描写が物足りない。人物像が湧き上がってこない。小説としては致命的な欠点ではないか。
 面白かったのは、債権回収などの場面で描かれている駆け引き。会社更生法の適用申請をした取引先をめぐり、主人公が裁判所相手に見せるやり取りは緊迫感があって特に面白かった。
 企業法務の知識、或いは興味がないとお勧めできない。一応法学部を出たので、先取特権の意味ぐらいは分かったが、保全人と管財人の違いは見当が付かなかった。普通に読むには難しい小説だったので、星3つ。
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形式:文庫
「商社」という言葉からくる,世界を股にかけての大取引というようなイメージからはほど遠い内容ですが,法を駆使していかに自社の損失を回避するか,損害を最小限に抑えるかという裏方ながらかなり厳しい世界が水面下の攻防も含め,迫力を持って描かれていると感じました。派手さはありませんが,静かな攻防戦が読み応え十分です。裁判所との心理戦などは思わずうなってしまいました(ただし,描かれている裁判官像は,知り合いの何人かの裁判官と比較して若干違和感がありました。)。自分が審査部員だったらどう行動するかと考えならが読んでいくと,心地よい緊迫感も味わえます。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本は小説で、厳密に言うと法律書ではない。しかし、私はこの本を繰り返し読むことで、企業法務の世界を垣間見ることができ、法的思考能力を培養した。高任氏は、「三井物産」の審査部に在籍しながら、この小説をビジネス法務雑誌に連載していた。商社の審査部は、与信や債権保全、訴訟などを手がける民間の法律家集団であり、法解釈論だけでなく実務で必要とされる予防法学の専門家である。主人公の千草審査2課長たち畿内商事の面々は、経験に裏付けられた法的思考能力と抜群の行動力で、回収不能と思われた焦付き債権を次々保全していく。まさに、著者の経験が十分に生かされた名著だ。私はこの本を読むまで、「動産売買先取特権の物上代位」などという論点の存在すら知らなかった。民法の債権総論や担保物権を立体的に理解するための参考書として読むことができる。
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