本書では、業界での経験のある著者が、商品先物を全般的に丁寧に書き下ろしたものです。
すでに江戸時代から米価格のリスクヘッジとして、現在に近い制度が出来上がったというところから、商品価格の変動により、企業がどのようにリスクをヘッジしているか…といった実際の内容までカバーされています。
もちろん、どのようにして投資をするか(口座開設に至るまで)や、貴金属を現受けする方法、さらには投資のスタイルについても解説されており、「基本的なところを幅広く扱った」という印象です。
あとがきに、企業のリスクヘッジの手助けをしたことがないため、脱稿まで2年かかったと書かれていますが、私としては内容を丁寧に書くがゆえに時間がかかったのではという印象を持ちました。
投資目的ではなくとも、経済の全般を知りたいという人にも役に立つ書籍だと思います。