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なぜ、脳という“物質”から“意識”というものが生まれるのか? 現代科学の最大のミステリーも、筆者の“唯脳論”にかかれば何も不思議ではないらしいです。このミステリーは、要するに“機能”が“構造”から生じるか、という問題と同義であって、“胃”という構造が“消化”という機能を持つのといっしょということらしい。何も“意識”だけを特別扱いすることはない。“考える”という機能は、脳が自分の構造を維持するための内的必然性に過ぎないのかもしれない。
言語の発生についても、かなり面白いことを言っています。言語には視覚的言語(光)と聴覚的言語(音)の二種類があって、それを脳内で無理につなごうとした結果、言語が成立したという事らしい。この光と音という物理的に異質なものの二項対立は、“構造(光)”と“機能(波)”という二項対立や、光の“粒子性”と“波動性”の二項対立などの、“脳が納得のしづらい問題”の遠因になっているということらしい。
はっきり言ってこの本は難しいです。一度読んだだけでは、殆ど理解できていない気がします。でも、いろいろと考えさせられる面白い本だと思います。
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