茶道出版社として有名な淡交社から「茶道具の世界」シリーズとして出版された物です。このシリーズ、茶碗に関しては4冊に分けて詳細に説明がされています。
第1巻として発行されたこの本は、日本に伝来する貴重な「唐物茶碗」を個別にカラー写真で詳細に紹介すると共に、その由来についてもよく説明されています。掲載順も茶碗の種類別になっており比較して読みやすいです。また、中国産の茶碗の他、ベトナム(安南)、タイ・スワンカローク窯(宋胡録)産の茶碗もこの本に所収されています。巻末には「唐物茶碗」に関わった人物や用語の簡単な事典もあり、とても便利です。
貴重な茶碗は実物の観賞が難しい物、茶道を学ばれる方も、骨董ファンの方も審美眼を磨くのに最適な本だと思います。