全2巻ですが、纏まっていて面白いと思います。
画は一見、殴り書きの様に感じますが、これで安定しているというか、構図として破錠していないと言うか、慣れると良い感じです。
読み始めると、いきなり「なんだこれ?」と思いますが、読み進めると「なるほど」と思い始め、更に読み進めると「やっぱりなんだこれ?」(以下繰り返し)な、癖がありすぎる作品です。
キャラもカオスで、表紙は魔力を秘めた唐傘を持つ女将、うだつの上がらない研究者、他人をメスで切り刻んじゃう研究者を追いかけてきたヤンデレ娘、もはや地縛霊と化した女神様、猫又娘。デフォで二癖以上はあるキャラ達がとある旅館を舞台に(さっぱりとしたw)愛憎劇を繰り広げる訳ですが、多分書きたかったのは現代人の欲と保身(と、僅かばかりの良心)なのかな?と思います。
エロいところは殆ど無く(ヤンデレ娘が研究者に乗りかかって睦言を言いながら切り刻むのをエロいと感じる方も居るかもしれませんが)、お色気シーンも間合いを外されていると言うかエロく感じないと言うか・・・。
表紙の女将の画を魅力的と感じるかどうかが本作を気にいるかどうかの分水嶺かと思います、口を左右に大きく延ばしてニヤッっと笑う顔が気に入るかどうかです。この笑い方で「癖が強い作品だろうな」と了承済みならハマると思います、そうすれば現在続巻中の「断裁分離のクライムエッジ」も気に入ると思います。