17世紀に書かれた本なので内容的には古くさいところも多いですが、頭の体操として読むのにはなかなか面白かったです。
文庫版では第一部「人間認識の諸原理について」(哲学)と第二部「物質的事物の諸原理について」(自然科学)の2部を読むことができます。
哲学書として読むとまた味わいが異なるのかもしれませんが、私は自然科学者としての立場から本書を読んだので、自然科学書としての含蓄の深さに感銘を受けました。
いたるところに近代科学の根幹を成す考え方が提示してあり、デカルトの哲学原理に従って自然科学が発展してきたことがよく分かります。
科学の原点を示している点で、本書は科学者としての脳みそをリフレッシュさせる効果もあるかもしれません。
また哲学書にしては難解な記述が少なくストレートな論を展開しているので、誰にでも読みやすい本だろうと思います。
どうぞ気軽に読んでみてください。