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哲学入門一歩前-モノからコトヘ (講談社現代新書)
 
 

哲学入門一歩前-モノからコトヘ (講談社現代新書) [新書]

廣松 渉
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

「関係」を紡ぐ廣松哲学の真髄への第一歩!実体(モノ)主義に代わり世界を織りなす事(コト)的構造とは? そしてその結節として立ち顕れる<私>とは誰なのか? 多様なモデルでイメージ豊かに素描する

内容(「BOOK」データベースより)

〈実体(モノ)〉的三項図式にかわり、現相世界を網のように織りなす〈関係(コト)〉的存立構制、その結節としてたち顕れる「私」とは、どのようなものか?量子論からイタリアの戯曲まで、多彩なモデルで素描する、現代哲学の真髄!

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 講談社 (1988/9/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406148916X
  • ISBN-13: 978-4061489165
  • 発売日: 1988/9/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tod
形式:新書
 日本哲学界の巨人、廣松渉による哲学入門書である。
 漢字を多用する廣松の文体は独特であり、好き嫌いが分かれるところであろう。人によっては拒絶反応を起こしてしまうかも知れない。だが読めば分かるが、見た目に反して廣松の文章は決して難解ではない。本書は廣松自身も約束しているとおり廣松の著作の中では最も読みやすく、しかも単なる哲学史の解説書ではなく廣松哲学のダイジェスト版ともいえる内容なので、廣松入門としても最適な一冊と言える。
 廣松のライフワークである『存在と意味』(未完)には「事的世界観の定礎」という副題が付いている。実質的な主著ともいうべき『世界の共同主観的存在構造』の冒頭を読んでも分かるとおり、廣松の壮大な試みは主観客観図式の破壊とそれに代わるパラダイム(四肢構造)の構築であった。前者を物的世界観、後者を事的世界観と呼んでも大過ないであろう。
 まず「モノ」があり、それが集まって「コト」になるとわれわれは思っている。廣松の事的世界観とはその順序が逆であることを証明しようとするものであるが、その準備段階として廣松はまず「モノ」の概念に揺さぶりをかけようとする。われわれはあらゆる「モノ」が原子なるものから構成されていると理解し信憑しているが、その原子とは何であろうか。われわれはそれを見たことがまずないし、原子核の周りを電子が回っているというあの構造がもしも正しいならば、モノの内実はスカスカになるはずではないか?
 原子よりもさらに小さい素粒子には同一性がないという、量子論における注目すべき物理学的事実や、ミリンダ王vsナーガセーナ師の問答なども廣松は援用する。新書という限られた紙幅ゆえ四肢構造の積極的論述には至っていないが、物的世界観に洗脳されているわれわれの常識を揺るがすには充分な内容である。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By USC VINE™ メンバー
形式:新書
廣松哲学を分かり易く自身が解説した本です。もの・ことを中心に展開されており、非常に引きつけられます。特に物理(量子論)をも展開されているのは非常に示唆に富みます。これは時代を超えた良書です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaizen #1殿堂
形式:新書
岩波新書の入門の後にかかれたため、入門よりも手前から説明した一歩前と、
入門より先へ行く一歩前の両方に広がりを持っているという前書きがある。

物から事へという廣松哲学の肝要が解説してある。
物理学を理解していないと、ひょっとしたら間違った認識になるかもしれない。
あるいは、難しすぎて入門になっていないかもしれない。

そこは読者の努力で補うものかもしれない。
安易なものは、考える力を養わないからかもしれない。

両方読んだ感想を待つ。
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