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哲学ディベート―“倫理”を“論理”する (NHKブックス)
 
 

哲学ディベート―“倫理”を“論理”する (NHKブックス) [単行本]

高橋 昌一郎
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,218 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,995

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

哲学の原点は討論にあり!

命の授業から代理出産、
死刑存廃から売春や安楽死の是非まで。
現代の様々な倫理的問題について、
背景に潜む「自由」「尊厳」「人権」などの
哲学的問題にまで踏み込んで議論するうちに、
今まで気づかなかった新たな発想が見えてくる。
相手の論破を目的とする従来のディベートとは異なり、
多様な意見を比較しつつ自説を打ち立てることを目指す、
討論形式のユニークな哲学入門!

内容(「BOOK」データベースより)

命の授業から代理出産、死刑存廃から売春や安楽死の是非まで。現代の様々な倫理的問題について、背景に潜む「自由」「尊厳」「人権」などの哲学的問題にまで踏み込んで議論するうちに、今まで気づかなかった新たな発想が見えてくる。相手の論破を目的とする従来のディベートとは異なり、多様な意見を比較しつつ自説を打ち立てることを目指す、討論形式のユニークな哲学入門。

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2007/11)
  • ISBN-10: 4140910976
  • ISBN-13: 978-4140910979
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 21,715位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
いくつかの「倫理的」な問題をめぐり5人の学生(文・経・法・理・医)が意見を「論理的」に述べ合う、というスタイルの本。どれも結論を出すことが目的ではなく、それぞれにもっともな意見をあくまでもロジカルに構築し、それを他人に対して説得的に論じていく、という「技術」の探求こそが、本書のねらいであると思われる。自分も一緒に考えながら読んでいると、思考および弁論術のトレーニングになって非常によい。
なにより、近年の時事ネタから主な論題をピックアップしているのが、読書の刺激となり最後まで退屈せず読み通せるのが素晴らしい。小学生に自分たちが育てた動物を殺して食べさせる「命の授業」、ワールドカップのとき問題になった韓国の「犬食」、生殖技術の発展に伴い出現した「代理出産」と「ベビービジネス」、池田小学校事件の宅間守が自ら望んだ「死刑」、その死刑制度の廃止との兼ね合いで必要となるかもしれない「終身刑」、性犯罪者(特に児童への)に関する情報を一般公開する「メーガン法」、東大の女子大生が楽しくやっている援助交際もそれに当たる「売春」、右手の親指しか動かせなくなったフランスの若者が選んだ「安楽(尊厳)死」、江藤淳が「諒」とせよと世間にうったえた「自殺」、と、それぞれ興味深い話題にもとづきながら、大きな倫理的問題の是非が問われる。
ある種の存在論や認識論のようにごく一部の人間の関心しか集めない「哲学的」な問いとは異なり、普通の人々の日常生活の延長で発生しうるかなり身近な「倫理学的」な問いについて色々と語られているので、高度な世間話といった趣もある。無論、その語りがひたすら「論理的」だから、実に学問的な議論に成りえているわけであるが。
「倫理学ディベート」、と銘打った方がより適当かもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 哲学する河童 トップ500レビュアー
形式:単行本
講談社現代新書の『理性の限界』を読んで一発で著者のファンになったので、同じくディベート形式のものを選んで読んでみました。

内容はタイトル通り「哲学ディベート」なので、どちらが勝ったとか負けたとかを競うものではなく、議論を尽くすことによって各議題の背景にどんな哲学的問題が存在しているのか、それについて新たなアイディアを発見することにその目的があります。

いやあ『理性の限界』を読んだときも思いましたが、著者は本当にディベートを文章に直すのが上手ですね。
議題は大きく分けて6つ。道徳・文化・人命・人権・自由・尊厳。
登場人物は、司会役の教授と、あとは文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部の学生の6人。
それぞれの立場の特徴が発言によく表れていてとても面白い!

内容的には哲学に関する本に分類されるのかもしれませんが、哲学の知識を前提にしているものではありませんし、逆に言えば一般的な哲学の入門書のように哲学史を概括的に学べるものでもありません。
さらに、一つの議題だけで一冊の本が書けるような内容をたくさん扱っているため、どうしても議論の深度が良いところで止まってしまっています。

でも、めーーーーっちゃくちゃ面白いことには間違いありません!
一つの問題には一つの答えしかないと思っている人にピッタリの本だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gaki15
形式:単行本|Amazonが確認した購入
最初の場面から一種の「違和感」を持ちましたが、論の進め方に納得が
行かず、2回目に読み直し、ようやく本書の意図が理解できました。
著者は「どのような考えを持つのかその理由を述べ、ディベートにより
その考えを深める」ための本だとはっきり言っています。

読む前にもっと「論理」を緻密に構築しているかと思い、そのまま
読み続けて「内容がどうも薄いな」とも感じそれが「違和感」に繋がり
ましたが、「論理」と「倫理」を、社会的問題からディベートする姿勢は
ありそうでないだけに、好ましく思えます。

 補足
[「論理をもっと緻密に」構成すべし]とは、例えば「死刑制度」を語る際に、
「犯罪」とはなにか・「刑罰」とはなにか・「刑罰を国家が独占する」その
根拠はなにか・「特別予防か一般予防か」 … ということを論じた後に
「死刑制度」を語るのかな?と一人合点していたためで、著者の意図を
一方的に当方が勘違いし、論議が深くないと感じたためです。

表題通りに「倫理を論理する」入門書です。
簡単に読める割には内容は深いです。
本書は「緻密な論理構成で断ずる」のではなく、「様々な考え」をもう一度
突き詰めて考えることの大切さを、ディベートで教えてくれます。
ただもう少し深い議論があればと、無い物ねだりをしてしまいました。

上述した死刑制度や代理母・自殺など、現在の社会問題の色々な側面を
深く考えるための本です。
これらの問題に解答がある訳でもなく、様々な学部の学生が論議する形式で
賛否両論を繰り広げます。一つ一つの問題について何冊も本を読む前に
この本を読むことをお勧めします。
私は「死刑制度」の章を読み、久しぶりに学生時代に戻って「刑事学」や
「犯罪心理学」関連の本でも読もうかと考えました。

  … うまく「著者の術中にはまってしまう」ことがいいかと思います …
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