この本で、あつかっているのは、以下の9つのテーマです。
1.意識・実存・他者
2.記憶と過去
3.時の流れ
4.私的体験
5.経験と知
6.規範の生成
7.意味の在りか
8.行為と意志
9.自由
9つのテーマについて、「〜とはなにか」と言ったアプローチではなく、
「地上かろいっさいの生物が絶滅したとするね。
ーいきなり、なにさ。
そのとき、それでも夕焼けはなお赤いだろうか。」
と、そんな対話から、日常で目にする事象を取り上げ、深く切り込んで行きます。
語り口は平易ですが、切り込みは深く、対話について行くにはそれなりに労力を要求されます。哲学門外漢の私ですが、あつかっている内容は日常から見た「認識論」と言ったところでしょうか。
先人の哲学者の解説書を読むのではなく、この手の「哲学のテーマ」を掘り下げた本というのも、読んでみると、なかなか刺激的でした。