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哲学の歴史〈第12巻〉実存・構造・他者 20世紀3
 
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哲学の歴史〈第12巻〉実存・構造・他者 20世紀3 [単行本]

鷲田 清一
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

現代フランス哲学の系譜学とも言うべき構成です。ベルクソンに始まるフランス独自の伝統は、ドイツ哲学や英米哲学の積極的な摂取とあいまって、とりわけ 20世紀後半の世界哲学を主導してきました。多彩な人材が繰り広げる先鋭な思考は、狭義の哲学にとどまらず、言語学・精神分析学・人類学・歴史学などの分野でも大きな貢献をなしました。わが国に対する影響力が最も大きいという意味でも、棹尾を飾るにふさわしい一巻です。

内容(「BOOK」データベースより)

“主体”の真理/審理。ドイツ観念論にも匹敵する巨大な思想のうねり、20世紀後半のフランスに現出。西洋哲学の全体像を描き出す日本初のシリーズ、本篇完結。

登録情報

  • 単行本: 830ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/04)
  • ISBN-10: 4124035292
  • ISBN-13: 978-4124035292
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 17.4 x 12.6 x 4.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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27 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
全体的にこのシリーズの水準は高かったので期待して読んだのですが、正直期待外れでした。
前半(総論は除く)まではわりかし分かりやすくきちんと書かれていたように思えますが、後半はフランス現代思想のでよく批判されているようなオブスキュランティズムを踏襲したのか?というような感じで、「構造主義」の章のラカンの節、そしてその次のメルロ=ポンティの章あたりから雲行きが怪しくなり、ドゥルーズの章あたりに来ると全くちんぷんかんぷんで理解をすっかり諦めました(私の理解力不足かもしれませんが)。

章の間に挟まっているコラムに関しては、他の巻では直前ないし直後の章との関連事項に書いており、立体的に理解できてよかったのですが、この巻のはそのような面ではあまり巧い編集がなされたとは思えませんでした。

悪口ばかり言うのもアレなのでよい点を挙げるとすれば、最初の方の「ベルクソン」や「反省哲学」の章は実によかったですし、「レヴィナス」の章は約40ページという限られたページ数の中でコンパクトに非常に巧くまとまっていてこの巻の中では白眉でしたし、最後の章の「ヴュイユマン/グランジェ」は知られざるフランスの分析哲学を知ることができたという意味では面白かったです。

いずれにせよ、私の中ではフランス現代思想だとかポストモダンに対する嫌悪感をやたら増大させただけで終わった気がします。
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