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5つ星のうち 5.0
ポストモダン現代農業を宮沢賢治に読み取る,
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レビュー対象商品: 哲学の東北 (単行本)
宮沢賢治や山伏など東北なる思想の雑誌投稿をまとめた一冊である。知人に招かれて東北の農村を訪ねたところ、おばあちゃんたちを前に"ポストモダンと現代農業"という難しいテーマを与えられた中沢氏が即興で語りあげたエッセイは産業構造の転換期の農業の未来の可能性のヒントを見事なアドリブにまとめている。 中沢氏の父(歴史家の故網野善彦氏の義兄弟)は宮沢賢治らの影響をうけ都会でエンジニアをやめ田舎で農業の営みを始める。父は中沢氏に農業をはじめた理由は、それが都市の労働と異なり、人が自然に働きかけ、自然はそれに答えて豊かな実りをもたらすという別の価値をもっていたからだった。ところが市場化の影響で農業も売れる商品を作る都市労働と化してしまったと語ったと言う。
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