高校や大学教養レベルの哲学の講義は、ほとんどの場合哲学史やある哲学者の著わした書籍に関する解釈論になりがちである。そのため哲学とは、他人事の学問、他人の思想である感じておられる方も多いのではなかろうか。押し付けられた思想にうんざりされている方もいるのではなかろうか??哲学の目的は、勉強ではなくて、「哲学する」ことである。 本書は、哲学とは何か、どういう学問分野であるのか、さらに現代哲学で議論されていることは何かを通して、「哲学する」とは何か、その方法を示している。本書の原著のタイトルは、”What does it all mean?”であり、つまり本質とは何かを問っている。和名「哲学ってどんなこと」であり、入門書っぽく見えるが、これから哲学はもちろんのこと、哲学にかかわる人には必読の良書である。