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哭きの竜 1 (近代麻雀コミックス)
 
 

哭きの竜 1 (近代麻雀コミックス) [コミック]

能條 純一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • コミック
  • 出版社: 竹書房 (1986/02)
  • ISBN-10: 4884753968
  • ISBN-13: 978-4884753962
  • 発売日: 1986/02
  • 商品の寸法: 17.8 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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☆カリスマ性を持った主人公を描かせれば世界一?の漫画家、鬼才、能條純一先生の代表作にして最高の名作。『哭きの竜』と呼ばれる幻の雀師、竜の【強運】を手に入れようと数々の大物ヤクザ達が、血の抗争を繰り広げる物語。ストーリーも確かに魅力的だが、何よりも異様な画風にはまず仰天させられる。能條純一先生お得意の独自性に溢れたクールな様式美を織り混ぜての画面構成も圧巻の一言に尽きます。そして、独創奇技的?なゲーム運びもある意味、凄い。だが、麻雀のルールを知らない人でも十分に理解できるような工夫がなされております。ナルシストを彷彿とさせるキザな決めゼリフ、大袈裟?な行動描写、竜を巡る仁義なき戦い、予想不可能な展開など、全てにおいて単なる麻雀劇画の常識を遥かに超えている。四面楚歌を思わせる男たちの熱き群像劇として読むのも一興である。悲喜な表現力もお見事。能條純一先生入魂の麻雀大作です!☆。
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By uupa
日本の劇画の最高峰はゴルゴ13!誰もがそう思う所。

★ でも、私はこの『哭きの竜』を挙げたい。

劇画中の、やくざ抗争の描写は秀逸。

甲斐組組長、甲斐正三の言った言葉

『竜、わしの背中は甲斐組二千の命をしょっとる。』

『竜、これ以上わしをコケにすンな。

        みんなにしめしがつかんじゃないけ』

   は、最後まで竜の心に留まることになる。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 近代麻雀連載開始は85年とあるので、今から25年近くも前のことである。だがしかし、その内容たるや今読んでも色褪せる事なく全く古臭さを感じさせない。これは時代の流行や先駆に左右されることもない極めて写実的な画風による所が大きく、この部分においては素直に能條の画力に賛美の拍手を送りたいと思う。かなり贔屓めいた言い方をするが劇画というジャンルに措いても、カット、コマ割、台詞、ストーリー、画力とほぼ完璧で頁をめくる度に一流映画を見ている様な感覚さえおぼえる。

 兎に角、当時は大ブームだった。連載時私は学生だったが、みな主人公の台詞をまねて「あんたの背中すすけてるぜ」などと挨拶代わりに言い合っていたし、後に当然のようにオリジナルビデオアニメ(計三巻)にもなった。実写版も登場し、最終的にはTVゲームにもなる。PCゲームの枠を飛び越えスーファミでの発売ある。当時いかに幅広い年齢層に受け入れられ社会的にも浸透していたかが判るだろう。

 本作品が人の興味を引き易かった背景にはもう一つ、作者が既知の事件を折込みながら上手く話を展開させていった点が挙げられるだろう。大まかには暴力団同士の抗争で組長が狙撃され、跡目相続で内輪抗争をめぐる駆け引きに竜が巻き込まれていくという話の筋だが、狙撃の話に至っては大阪戦争を、跡目抗争では山一抗争をモチーフとしている、とみて間違いないだろう。時期的にも世俗情勢的にも合致する。実際に旗揚げ時の写真らしきカットもあり、氏がこの抗争について造詣が深かったことが窺える。ひょっとしてどこかに、こんな世界があるんじゃないか、こんな男がいるんじゃないか、こんなドラマがあるんじゃないか、そんな風に錯覚してしまう不思議な魅力がある作品に仕上がっている。話の中に飛び込めば誰でもこの世界観、そして竜のカリスマにグイグイと引っ張り込まれてしまうこと間違いなしだ。

 一方、大部分の麻雀漫画と違い戦術的な面白さは本作には求めてはいけない。哭きを入れて勝つというモチーフからすれば役はぼぼ限られてくる。染めたり、字牌哭きの大型役や役満、はては槓を入れまくってドラをボコスカ乗せる。などと、実戦では殆ど役に立たないものばかりの描写だ。それだけに飛び抜けたドラマ性を生じるし、逆に小難しく戦局を考える必要もなくサラサラ読み進めることが出来る。であるので、本作は麻雀のルールを知らなくても、いや知らない方こそ気軽に手に取って読んで頂きたい作品でもある。
 

 

 
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