小林立「咲-Saki-」8巻。
いつの間にか1年に一冊ペースになってきた本作。
その分久々に読んだ時のワクワク感は非常に高い。次は何をしてくれるんだ?って期待があります。
そういう意味では一種のおもちゃ箱的な楽しみ方もあって
演出にしろ展開にしろ予想外のものが来ると面白いし、ドキドキもする。
この8巻では取り分けその序章と言ったところで、インターハイ直前の心境や状況
そして本格的な戦いに入るまでの過程がじっくりと描かれています。
心情メインというよりは
もっとさりげなく素朴に描いている印象ですが
その分伝わってくる緊張感は大きく、また「仲間」とか「絆」とか、そういう王道のテーマ性も感じさせてくれる
結構に興味深い巻になったと思います。
一言で形容すると台風の目、って感じなんですが
それでもここまで面白く、ワクワクを煽ってくれるのは流石ですね。また9巻を読むのも楽しみです。
個人的に特に印象に残ったのが全体的な親密感、といいますか
キャラ同士の友情等を引き立てている部分で
それは今まで以上なのと同時に
単純に百合っぽい云々という話ではなく、純粋な友情だったり、応援したい気持ちだったり・・・
要はサポーター的な側面が強い訳で、その点では読者としても心強さを感じたのと一緒に
ここからの展開にも益々感情移入出来そうで
その意味でもこの先の盛り上がりが至極楽しみである。
特に竹井部長の安堵感は初期からの読者からするとグッと来るものがありました。
気が付けばそれぞれが背負ってる気持ちも明確に出てきていて。
とてもいいペースで進んだ印象の8巻。次巻からの白熱を期待するって意味でも個人的には十分でした。
まだまだ面白くなると思う。咲は。