小林立「咲-Saki-」7巻。
まず、当然結果は伏せますが決着が付きます。全国への切符を手にするのはどこか?ってのも気になってはいたんですが
それよりも実はそこを「どう描くか?」ってのが更に重要だったと思うんですけど
それを考えるとこれ以上ないくらい充実した決着の描き方です。
どの高校の末路も非常に丁寧に、じっくりとページ数を裂いて描いてくれています。
それ故に大幅に展開が進む事はないんですが、それでもここまで徹底して皆の想いとか努力の結晶を描いてくれた事が嬉しい。
中でも風越女子のが一番感動しましたかね。
そういえば、巻末の番外編とかでもそうですが、最近スピード感やハッタリの面白さ以外に感動要素も強めて描いている様な気がする。
で、それによってますます面白くなってるような印象もありつつ。
長かった県予選団体戦シリーズ、十二分に楽しませて頂きました。
さて、それに加えてこの巻ではありとあらゆる複線をバラ撒きます。
それはもう、本当に収集できるのか?ってくらいに。
同時に、そこまでしてガッツリとこの作品を描ききる!って気合も感じるくらい。
もう超人変人のオンパレードで、こうしてつらつら書くよりも見て貰った方が早い。
有り体ですが、これらの強敵・宿敵たちとどう戦うのか?って時点で相当にワクワクします。
また予期せぬキャラの覚醒や、色々な人の優しさが垣間見れる部分もあったりと、既存のキャラの成長もバッチリ。
もしくは更に魅力的に描けているような。
個人的には新キャラたちと同じくらい既存のキャラも活躍や出番をお願いしたいですね。
最初の頃と比べると、魅力的な人物がグッと増えたと思うので。
今後の展開に向けての壮大な始まりでもあるこの7巻。
真っ当に面白い。