読むたびにドキドキする美少女麻雀コミック。
と、言う訳で待ちに待った「咲-saki-」の新刊!ただこの巻はやたら発売が遅かったので調べてみたら
本誌のほうでミスがあったそうで。で、その原稿を書き直ししたり、休載を挟んだりしてたそうだ。
その時判ったのが小林立は一人で麻雀の棋譜を作っているということ。
アシスタントが3人でこの書き込み量、そして自分で棋譜を作る。実は相当なバイタリティなのでは。
それはともかく、この巻ではいよいよ県大会の決勝の大詰め、副将戦が描かれる。
もちろん清澄からは和が登場。いよいよのどっちとしての実力を見せ付ける。
その様子がまるまる一巻を使って、しかもテンポよく描かれている。
時々、試合の合間にある息抜きのようなシーンも実に効果的に入れられてるな、と。
簡単に言うと伏線&ハッタリの仕掛け方が実にスムーズなのである。だから必要以上に構えずに読むことが出来た。
で、試合なのだがこれがまた一筋縄ではいかない。 「和」から「のどっち」に進化すれば、
圧勝かと思われたが意外とそんなにすんなりとはいかない。この漫画ではおなじみ、意外な伏兵がいたり(このキャラも実に個性的!)、
以前から必要以上に目立っていた龍門渕の透華が意地を見せたりと緊張の展開が続く。
ただ、それでも「のどっち」は凄まじかった。
これまでの和はどこか不安定な要素を持っていたのだが、いよいよ不動の強さを手に入れた。
その完膚なきまでの圧倒的な力、それがやはり今巻の見所だろう。 ただきちんと壁もあるので、勝敗までの過程は波乱が続く。これが漫画として真っ当に面白い。 熱い。
あと演出が際立っている。これまでも切れた演出が漫画の面白さを高めていたが
この巻では今まで以上に演出に力を入れている。時々笑ってしまうくらいの過剰なリアクションも
この漫画に「少年漫画的面白さ」をもたらしている。
やたら可愛らしい絵柄にこの激アツの展開。このギャップがやはり、たまらない。 「おはよう のどっち」のシーンとかかなりキてる。
ちなみに番外編も掲載されているのだが、これがまたかなりいい出来!
普段の緊迫とは一味違った質のいいコメディが楽しめる。ていうかコメディ作品でもいけるのでは、作者。(ちなみに衣が主役)
次巻は遂に決勝戦!作者の演出力も高まっているので大いに期待する。
「萌え」と「燃え」を完全にカバー出来るタフな漫画。正しく伝わって欲しいと思う。