内容紹介
アジアはいま、物質的豊かさを見通す時代になったいっぽうで、冷戦構造が残り、脱植民地化の課題を抱え、ナショナリズムが国民感情を刺激し、歴史認識が対立の火種となっている。これまでの抵抗と抗争のための自国史の枠組みを克服し、平和と和解のための共通史を目指し、歴史認識問題に取り組む際の学術的視座を提示する。
内容(「BOOK」データベースより)
冷戦が終わり社会主義体制が終焉を迎え、世界はグローバル化と新自由主義化のもと、アメリカ一極支配の構図が現れたようにみえた。だがその一方で、アメリカ主導のグローバリゼーションへの激しい反発を招くことにもなった。「東アジアの奇蹟」と言われた経済は通貨危機に見舞われ、開発体制の崩壊とともに新たな政治動揺が東アジアを覆った。歴史認識問題も浮上し、アジアの国際関係が緊張感を増していくなか、共同体構想も様々に展開されていく。