県内の山を登るために購入したが、我が家で最も読まれている本になった。このシリーズでは山岳の特徴をマークであらわしているが、僕は特に展望のよさを3段階で評価している所が気に入っている。この評価を頼りにしていくつかの山に登ったが、やはり見晴らしの良い山は、登りの苦労がすべて帳消しになる。僕のような初心者には展望のよさと感動は正比例しているように感じられるからだ。龍門山、真妻山、法師山、烏帽子山などからの見晴らしは三ツ星評価に偽りなしと感心した。
和歌山の山は標高はそれほど高くない。この本によるとこれまで県内最高とされていた1372mの護摩壇山、そこから歩いて20分の1382mの耳取山が最高峰である。したがって森林限界に達するような高山がないのである。ただ緑豊かな山々の重なる景色は山深い熊野の地であることを十分に認識させてくれる。
田辺市大塔村で出会った東京のグループには驚かされた。大塔山系(大塔山、法師山、百間山、半作嶺、三ツ森山など)を塗りつぶすように登っているという。マイクロバスをレンタルして何度かに分けて通っていると言っていた。そんな遠い所から来て登る人達がいるというのに、地元の者が登らないのは勿体無い。暇を見つけてせっせと登ろうと思う。