和家具のある室内、和家具の種類と意匠、箪笥のある室内、箪笥の種類と意匠、の4章に渡って、「和家具」について様々な点から考証が試みられています。
豊富な写真を見ているだけでその落着いた「和家具」の趣と美しさが感じられるので、知識がなくても十分に楽しめる編集になっています。
「和家具のある室内」の冒頭に取り上げられた「吉田家」は、京町家の代表的な建築物であり、そこに丁度されている和家具を見ていると暮しや生活とともに家具が息づいているのが見て取れます。
美術や工藝に関心のある方にとっては、美術全集の1冊のように感じられるでしょうし、デザイナーにとっては、温故知新の題材ともなり得ましょう。
日本古来の美というものが全ページ(オールカラー)から感じられる豪華なムックでした。