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和声―理論と実習 (別巻)
 
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和声―理論と実習 (別巻) [単行本]

池内 友次郎 , 島岡 譲
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 音楽之友社; B5版 (1967/9/1)
  • ISBN-10: 4276102081
  • ISBN-13: 978-4276102088
  • 発売日: 1967/9/1
  • 商品の寸法: 25.8 x 18.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あくまで実施例であり、これが唯一の解答などと考えてはいけません。第一巻あたりでは自由度が大変低いので、ソプラノの動きと響きのバランスに注意すれば大体同じような実施になりますが、二巻以降は異なった結果になることがしばしばです。三巻は逆にテーマ処理の関係である程度収斂していくようですが、位相解析には個人の個性、感性、経験が関わってくるので、大まかな運声は一致しても、カデンツの解釈が異なることが多くなるでしょう。ただし、模範というには酷いというかかなり癖のある実施もあるので、一音一音無批判に従う必要はありません。教師に習っている人は、このような本は、寧ろ持ってなくても問題ないように思います。
第一巻のレヴューにも書きましたが、自分の実施と比較検討するときには、ピアノで何度も試奏することをお奨めします。自分のと模範例の響きの違い、そして相手の優れている点、自分の優れている点を体感し、主体的な価値判断を育てることが何よりも大切です。
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本巻は、『和声―理論と実習』(通称:芸大和声)1巻2巻3巻の中にある課題の実施例集です。個々の課題について、基本的に1つずつ実施例が示されています(省略されているものもあり、逆に「または」として別実施が挙げられていることもあります)。また、数は決して多くありませんが、テキストの補遺的な注がつけられています。

和声課題の実施が一意でないことは、少しでも取り組んでみれば自明なことだと思います。「まえがき」にも書かれていますが、本巻に示されている実施は唯一のものでは当然ありません。よって、実施例を丸暗記するような使い方は(まったく無意味ではないかもしれませんが)、本書の意図するところから明らかに外れています。

しかし、だからといって、学習者を拘束するようなものであるとして軽視し、「参考程度に見るべき」とか「なくてもよい」とかいうのも、また少し違うのではないかと感じます。

本巻の「まえがき」には、“学習者は、全力を尽くして自分自身の実施を作り上げるまでは、決して本書の実施を見てはならない…(中略)…みずから実施を完了したのちに、初めて本書を開き、自分の実施と本書の実施とを比較研究すべきである”と書かれています。

《学習者各自の実施例》と《本に載っている範例》は、異なっているのが普通でしょう。そこで、「どの部分がどのように異なっているのか」「似たような例はないか」「さらに他のよりよい実施が考えられないか」など、様々な角度から徹底的に“比較研究”することは有意義であり、むしろそれこそが和声学習の根幹をなすものだと思います。こういった作業は、レッスン受講の有無にかかわらず必須のものであり、また結局は自分ひとりでやらなければならないものです。

そのような“比較研究”を行う手段材料として、課題実施例は必要不可欠なものです。何であっても《もの》が複数なければ、そもそも比較しようがないからです。また、規則や説明だけと比較する(照らし合わせる)ことは、不可能ではないにしろ困難であり、それだけでは十分な理解は得られないでしょう。

以上のことから、“…課題の実施範例集は、和声教科書のたんなる付録ではなく、むしろ、その本質的な部分をなすものと云えよう”という「まえがき」の主張も、まったく正当なものであると思います。1〜3巻とともに、ぜひ使い倒していきたいものです。
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19 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あくまでも参考程度としての本である。だいたい基本的な解答で書かれているので、一度、熟読されることをお勧めする。できればこの解答を全部暗譜しとけばよいだろう。有名音楽大学(芸大・東京音・国立など)の作曲科の受験のためには、この3冊を完全に理解することである。1000ページという、膨大な内容を終わらすためには、非常に時間もいるし、肉体的、精神的労力も相当にいる。この本を投げ出すようならば、作曲科の受験は諦めたほうがよい。根性なしということだ。楽器科志望の人でも、やはり完全まではいかなくても、ある程度の知識として勉強されても決してムダなことではないだろう。
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