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命に値段がつく日―所得格差医療 (中公新書ラクレ)
 
 

命に値段がつく日―所得格差医療 (中公新書ラクレ) [新書]

色平 哲郎 , 山岡 淳一郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

少子高齢社会を迎え「医療の市場化」が進むなか「患者が本当に満足できる」医療とは。人口千三百人の村での医療体験から魅力的に提示

内容(「BOOK」データベースより)

「医療の市場化」が日本に導入されようとしている。過疎の村で奮闘する異色の医師が、それがもたらす「所得格差医療」に警鐘を鳴らすとともに、公平な医療とは何かを鋭く問いかける。

登録情報

  • 新書: 216ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/06)
  • ISBN-10: 4121501810
  • ISBN-13: 978-4121501813
  • 発売日: 2005/06
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
一読すると「そこはかとなく」コミュニスティックな文脈がにおってくるので著者のプロフィールをネットで検索しましたが、どうも私の誤解のようでした。

医療と市場原理はやはり、水と油なのでしょう。医療を市場化すれば「公平性」にきしみが生じます。

公平な医療を語ろうとすれば、本書のようになるのでしょう。

ただ、医療そのものが公平であっても、それを取り巻く業界(医薬品、医療機器、関連産業などなど)は規制はあるものの殆ど自由市場と言っても良い状態です。

あらゆる意味での自由市場に取り囲まれた医療現場で公平性を堅持しようとすれば医療従事者に軋轢(あつれき)が生じるのは当然のことです。

一体それをどう解決したらよいのでしょうか?

本書にもその明確な解答は記されていませんが、そのヒントとなる事はちりばめられているようです。あくまで解決策を模索する姿勢に爽やかさを感じました。
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19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
医療事故と医師の偏在、混合医療と皆保険制度の危機、治療と予防・医療と保健、医療を学び教えること、最近ポイントとなっている事柄が2人の著者によって書かれている。個々はおもしろいが、全体の流れはわかりにくい。それぞれの項のつながりがよく分からず、はね回っているような気がした。もちろん、安全で健康を守ることができる医療を目指すという意味ではつながっているんだろうが。
むしろ、まん中の2つと、両端の項をまとめて1つずつ本にしたらよかったと思える。
あと、最初の対談の中に見えた医療者側と受け手側との認識の違いをもっと意識した内容にしたらより興味を持って読むことができたと思った。
個々の事例やエピソードが興味深いだけに惜しいと思えた。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By もり VINE™ メンバー
形式:新書
面白かった。

特に第二章の、「混合診療と医者どろぼう」と、第三章の「健康長寿・長野モデルのなぞ」。

混合診療、自由診療の拡大が今後どのような結果をもたらすのだろうか、と言うことや、

現在の日本の医療のあり方が少し見えてきたと思った。

先進国の中では、日本の医療従事者の人数は少ないほうだと聞いたことがある。

本書によると、2000年度の人口1000人あたりの医師の数は、

イタリア4,1人、ドイツ、フランスが3,3人、アメリカ2,7人、そして日本は、

1,9人。

OECD(経済協力開発機構)の加盟国30カ国中、日本の医師数の割合は27番目。

どんなに高度な医療機器があろうとも、医療と言うのはやっぱりサービス業であるので、

それに従事する人の数というのはそのサービスの質に直結することだろうと思う。

日本の医療はその程度だということなのだろう。

それから、アメリカでは医療保険に入っていない人が約4000万人いるのだということ。

アメリカ型の医療を目指しているらしい現在の日本の医療がすすむ方向は、そういう方向なのだな。

そんな状況だからこそ、長野モデルといわれる医療のあり方は、これからも大いに研究される必要のあることなのだろう。
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