四聖諦の「苦聖諦」は無明が有れば根本的生存欲が輪廻を継続させるという法則であり、「苦滅聖諦」は無明が無ければ輪廻が止むという法則である。一方、四聖諦の「苦集諦」は輪廻を継続させる直接因と間接因(縁)の様々な分析であり、「苦滅道諦」は因縁を消滅させる三十七菩提分法という実践指針である。
21世紀の仏教は、釈尊自身の論理に従って苦滅道聖諦を自分用にアレンジすることが必要である。それは、各自専用の解脱マニュアルとなるのである。
詳細説明は省くが、五蘊と十二支縁起と八正道から導いた私独自の「苦滅道聖諦の指針」は次に示す。「法の体」とは「菩提分法の体」のことである。
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法の体:慧1 ⇒ 信 ⇒ 戒 ⇒ 勤 ⇒ 念 ⇒ 定 ⇒ 慧2
道 諦:身1(色)⇒感情1(受)⇒ 心1(想) ⇒ 感情2(受) ⇒身2(色)⇒心2(行・識)⇒無明
八正道:正見1 ⇒正思惟⇒正語・正業・正命⇒正精進⇒ 正念 ⇒ 正定 ⇒ 正見2
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次に各自に相応しい実践方法を選択するために、私が整理した三十七菩提分法と八正道の対応関係を次に示す。これを見れば、『Anapanasati Sutta(入出息念経)』が釈尊の修行体系の最高峰と言われる理由が明らかとなる。そこに含まれる「四念処」と「七覚支」が「八正道」を完全にカバーし、しかも「八正道」の詳細な説明になっているからである。なお、これも詳細は省くが、「七覚支」とは「正念」が働いている「四念処」に他ならない。
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四正勤: ←―― 断断・修断 ――→ ← 律儀断・随護断 →
(身業 口業 意業) (身密 口密 意密)
四念処: 身 → 受 → 心 ――――――――――――――――→ 法
七覚支: 念・択法・精進・喜・軽安・定→捨
( 身 受 心 法 )
八正道:正見1 ⇒正思惟⇒正語・正業・正命⇒正精進⇒ 正念 ⇒ 正定 ⇒ 正見2
四神足: 欲 ――→ 心 ―――→ 勤 ――――――→ 観
五根/五力: 信 ―――――――→ 精進 ―→ 念 ―→ 定 ――→ 慧
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天女と結婚したいと思うナンダの修行やアーナンダを慕う娘の修行が、「四神足」である。「五根(潜在)・五力(顕在)」の実践例は、掃除で悟りを開いたチューダ・パンタカの修行である。「四正勤」の実践例は、ソーナの琴として知られる修行やアヌルッダの居眠りとして知られる修行が対応する。これらの菩提分法は個性の強い修行者に用いられた。