正直、今まで『相撲』というものに対し興味をもったことはありませんでした。まして、『呼出し』という人が存在する事自体知りませんでした。
以前より、中村明日美子さんの作品が好きで購入を決めましたが、どちらかといえば「Jの総て」のような、シリアスで妖艶な雰囲気の作品が好きだったので、『青春角界ラブコメディ!』と銘打たれた今回の作品に少し不安を持っていたのですが…。
全く、無用な心配でした。
パーマをパーマネントと言っちゃうような、ちょっと古風な独特の言い回しとか。
真剣な場面での緩急のついた展開とか。
「ごめんなさい。やっぱり好きです。」と、力強く叫びたくなりました。
やはり、一巻ということもあり、解説的な部分は多いように思いますが、そのおかげで、主人公が相撲という世界にズルズルと引き込まれるように、読み手である私自身も引っ張られました。
画面から中村明日美子さんの『相撲』に対しての、そして『呼出しさん』に対しての愛があふれています。
実際の角界は今色々とゴタゴタしているようですが、作者ご本人様も、体調不良により休まれるとのこと。 今はしっかりと休む事に専念して頂き、是非復活してもらいたいと思います。
いつまでも待ちます。
また、その頃には相撲界も落ち着き、改めてちゃんと『日本の国技です。』と胸張っていえるようになっていて欲しいと祈るばかりです。