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呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫)
 
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呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫) [文庫]

ジョルジュ バタイユ , Georges Bataille , 中山 元
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、アフォリズム、ノート、構想をまとめたものである。栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、『呪われた部分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などのバタイユの思想の根幹をも宿している。バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登場。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

バタイユ,ジョルジュ
1897‐1962年。フランス、ビヨン生まれ。1935年、芸術家や思想家を結集して政治結社「コントル‐アタック」を結成。1936年、カイヨワ、レリスと社会学研究会を創設。1946年、雑誌「クリティク」を創刊

中山 元
1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。インターネットの哲学サイト『ポリロゴス』を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 413ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2003/04)
  • ISBN-10: 4480087478
  • ISBN-13: 978-4480087478
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前半はメキシコの原住民族に対する民俗学的研究成果であり、後半は資本主義をバタイユ的な視点から分析した経済学となっている。前半と後半で大きく雰囲気が違い、前半に関してはこれまたバタイユの本にしては珍しく、割と実証的な分析をしていて読みやすい。ただし後半は断片的論文集であり、一つ一つの文章が全くつながっておらず、雑多に書かれているため非常に読みづらい。バタイユ自身15年かけて草稿を書き、結局未完成のまま出版は死後というだけあって『呪われた部分』は相当難産だったのだろう。文中に(抹消)とか(後で補足)とか書かれていて、いかにも未完成の原稿をそのまま載せたという雰囲気がする。むしろこの迷走っぷりを楽しむのが後半の楽しみかもしれない。なぜその部分が抹消されたのかということに思考をめぐらしながら読むのも一興である。

内容はけして悪くないのだが、やはり哲学の言葉で経済学をやろうというのは無謀だったか。いや、数式の出てこない本を経済学書と言われても困ると指摘されたらそこまでであって、本書はその意味では純粋な哲学書といえる。そこは誤解なきよう。バタイユも自覚しているようで、文章中にたくさん譲歩表現が出てくる。

ちなみに、私はちくま学芸文庫版のこの装丁はなかなか凝っていて、けっこう好きである。
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