まったく恐くないホラー…恐いと言うより、殺人シーンがグロいだけです……
しかも、本来なら呪いの元であるはずの"手紙"にスポットが当たっていないのは、ストーリーとしては致命的な気がしました。こうゆう呪いの手紙等という設定は、逃げても逃げても手紙によって追い詰められる登場人物―と言った具合に心理的な圧迫や恐怖を盛り立てるのに最適にして常套手段だと思えるのですが…? そういったことは、本作では皆無でしたねぇ。むしろ、"手紙"の存在が忘れられてる感すらあります……
…っと言う訳で、内容は単なる殺しのリレーですね。人物Aが人物Bを殺し、人物Bが人物Cを、さらに人物Cが……って具合に殺人シーンが続くのみで、もちろん手紙のことなどほとんど無縁に呪いは続いていきます。
ホラー小説にしては、登場人物の心理描写もなってないですし…。次々と人が死んでいくのに直面している割に、文章からは"追い詰められている"感がまったくしません!
最後に、帯に書いてあった"感動"とやらは何処に? 正直言いましょう。このオチは、ホラーを読めば相当数の作品で使われており、予想の範疇。従って、予測と違わないオチを読んで、感動もなにもありませんでした…
私としては、決してオススメできないホラーです。たとえ時間を持て余している時の軽い読み物だとしても、読み易くてもっと面白い(怖い)ホラー小説は他にも幾つも見受けられます。そちらを探して、上質のホラーを楽しんで下さい