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周恩来秘録〈下〉―党機密文書は語る (文春文庫)
 
 

周恩来秘録〈下〉―党機密文書は語る (文春文庫) [文庫]

高 文謙 , 上村 幸治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

毛沢東と周恩来の関係は、革命家としての友情と信頼に結ばれていたとされてきた。しかし実際には毛は、総理として着々と成果を上げ、国民的人気も高い周に最後まで猜疑心を抱き続け、蹴落とそうとしていた。嫉妬に狂った最高権力者のもとで周はどのように生き延びようとしたのか。極秘資料から明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高 文謙
1953年北京生まれ。80年代から十数年にわたり中国共産党中央文献研究室に勤務。周恩来生涯研究小組組長を務めた。89年の天安門事件をきっかけに渡米。07年、『周恩来秘録―党機密文書は語る』により第19回アジア・太平洋賞大賞受賞

上村 幸治
1958年鹿児島県生まれ。毎日新聞記者時代の89年、天安門事件を取材。以降ニューヨーク支局長、中国総局長などを歴任した。現・獨協大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 443ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/5/7)
  • ISBN-10: 4167651696
  • ISBN-13: 978-4167651695
  • 発売日: 2010/5/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By toshi
形式:文庫
この書に魅せられて中国の友人と一緒に上海から電車で2時間半の紹興市まで行った。
この紹興には有名な魯迅の生家と共に周恩来が祖父や家族と共に住んだ住居があり、
今は記念館として観光地の一角となって訪れる人も多い。彼の出生、家系、家族や
当時の家の内部の様子も再現されていて、彼の生い立ちや環境も分かり易く展示さ
れていて参考になった。国民党時代からの写真、中国共産党入党から総理に就くまで
の資料や多くの写真も展示されていて、彼の一生を辿れるようになっている。
 周恩来は1976年1月8日、ガンが原因で亡くなったが、その時に首都北京百万人の
老若男女が一家総出で天安門に集まり厳冬吹きすさぶ街頭で慟哭しながら彼の霊柩車
を見送ったとある。遺骨も残さないという遺言で、今もって彼の墓もないという。
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形式:文庫
「外の敵が消え政権が安定すると、国は内部抗争に走る」というのはどこの国でもあることだと思うが中国のこの内部抗争のすさまじさは下手なテレビドラマを見るより興味深い。

先般、NHKのドキュメンタリー「家族と側近が語る周恩来(以下NHKと記す)」を見てこの本に興味をもった。上巻から読み出したが人物関係が複雑すぎて前に進まない。どうも歴史背景を熟知していないとなかなかスムーズに読み進められないと感じたので一番興味を持った下巻の「第八章ニクソン訪中の波紋」から読み始める。著者の高文謙氏は直接には周恩来や毛沢東と直に話したり接したりしたことは無いようで、それを補足する先のNHKとの対比がおもしろかった。中国がなぜロシアと手を切りアメリカと友好関係を築こうとしたのか、などはこの本の著者は知らないらしく、WHYを知りたければNHKを見た方が良い。それを見た上でこの部分を読むと、周恩来が優柔不断な毛沢東の指示を受けて行っている「アメリカ友好外交」のハシゴをいつ切り落とすかわからないという、ヒヤヒヤした周恩来の切迫感が感じられる。

しかし、総じてこの本は周恩来に手厳しく、NHKは側近・家族が語るためか周恩来に甘い。毛沢東の現在の評価は総じて一致していると思うが、周恩来の評価は評価する人により多種多様であるのは周恩来の人格だったのではと思う。
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