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告白
 
 

告白 [単行本]

町田 康
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (93件のカスタマーレビュー)

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第41回(2005年) 谷崎潤一郎賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件<河内十人斬り>をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。殺人者の声なき声を聴け!

登録情報

  • 単行本: 676ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/3/25)
  • ISBN-10: 4120036219
  • ISBN-13: 978-4120036217
  • 発売日: 2005/3/25
  • 商品の寸法: 19 x 14.2 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (93件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 20,267位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 弥五郎に救われる一冊, 2007/12/10
レビュー対象商品: 告白 (単行本)
自分の中では10年に一度の傑作だと思った。

熊太郎が自分のようで、そして身近な誰かのようで、とにかく読むのが苦しかった。(文体は逆に楽しく、苦しみながらもふき出してしまう場面多。そこが妙でまた特別な印象を残しました。)

ところが弥五郎の登場が快挙で、彼の強さが小気味よく、全てがォく進んでも弥五郎がいるなら大丈夫、というちょっとした保険のような安心感で、物語も(悲惨ながらも)面白くなったと思う。なぜなら読者は彼が最後の討ち入りまでついてきてくれる事だけは知っているのだから。

大量殺人に一緒についてきてくれる同士がいる、というのはある意味ですごい。そんな友達を持っていた熊太郎は幸せだったと思う。

問題の討ち入りはまるで最後には忠臣蔵のようで、語弊はあるかもしれないけれど、「いよいよその時か」というような、いさぎよさ、すがすがしさ、静、というものを感じました。

これだけの長さがあったからこそ、そういう雰囲気が出せたのでは、と思います。

蛇足ですが、酒屋を襲うシーン、最後の討ち入りのシーンの躍動感、疎外感を獅子舞の被り物から見た世界とリンクさせる場面、葛城ドール、葛城モヘアというネーミングのセンス、。衝撃的でした。
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 町田康・魂の傑作, 2005/6/27
By 
夢追い虫 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 告白 (単行本)
文章にするとかわいげのある河内弁。
町田康の独特の文体が主人公・熊太郎の生き方に絶妙に溶け込んだ紛れもない傑作。
私はこんな町田康を待っていたのかもしれない。

“思弁家”ゆえに、思いと言葉が一つにつながらず、世間とうまくコミュニケーションがとれない熊太郎。
村の人間には馬鹿かやくざか厄介者と思われてしまっているけど、ほんとは生きるのが下手なだけのいいやつ。

自分はこのままで終わる人間ではない・・・
いつかは・・・
そう思い続いてきた熊太郎の行く末は、自分を利用し、馬鹿にし、裏切った人間たちとその親族達を大量に殺すこと・・・!!

終盤までは決して人前では読めない(必ずふきだしてしまうから)くほほと笑いのこぼれる町田ワールドですが、大量殺人の場面以降は笑いどころか凄まじさに圧倒されながら震えて読みました。

弥五郎と熊太郎の関係も素晴らしい。
男同士っていいですね。
熊太郎への恩を忘れず、絶対的に味方をしてきた弥五郎の中に
たった一度だけの迷いが出たときに起こってしまった事件。
あのときの弥五郎の後悔・・・あれを思うと女の私でも男泣きします。
“二人で無茶すること”の結末がああいう形で終わってのは、
二人にとっても読者にとっても幸せなことでした。

人一倍悩み考えているのに、必ず失敗や後悔を引き起こす。
熊太郎は人間くさすぎるといっていいほど、人間らしかった。
人間のもっとも根源にある泥臭さや醜さ、そして逆に美しさも嫌というほどに見せ付けられる魂の小説でした。

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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 素晴らしい, 2005/4/10
レビュー対象商品: 告白 (単行本)
 僕は根っからの町田さんの大ファンであるっていうことは別にしても
これは最高に素晴らしい作品であると思う

 本当のことをまだ一度も言ってない それは、決して特殊な場合の人
の話でなく、僕ら皆に言えることなんじゃないでしょうか?

 町田さんの作品にしては悲し過ぎる 「人間の屑」をちょっと思い出
しました ただ、600ページにも及ぶ作品の持つ言葉は凄い

 前作「パンク侍」が、本当に人生に何の役にも立たない、でもそこが
最高!だったのに比べて、本作には、考えさせられることがたくさん。
 ただ、そういう途端に爆笑させるから口惜しい!最高!

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