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5つ星のうち 5.0
告別 デラックス版 DVD, 2002/7/19
By カスタマー
レビュー対象商品: 告別 デラックス版 [DVD] (DVD)
これは、おすすめです。
久しぶりに純粋な大林ムービーを観た気がしました。
舞台となる長野県上田市の風景が美しく、どこか尾道のような懐かしさを感じます。
主人公が時空を超えて青春時代に行く場面やヒロインの乗る自転車のチェーンが外れたのをなおす場面。それに映画全編に流れるリストのピアノ曲など、大林映画ファンにはたまらない作品でした。
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5つ星のうち 3.0
告別, 2004/2/5
レビュー対象商品: 告別 デラックス版 [DVD] (DVD)
電話をしたら30年前に死んだ恋人のところにつながる。ラストで未来を変えるためにあることをするけど(ネタバレになるので秘密)、今の家族との間で揺れ動く主人公の気持ちが手に取るようにわかった。峰岸徹が好演でした。
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5つ星のうち 4.0
晩秋にゆっくりと御覧あれ, 2007/8/29
レビュー対象商品: 告別 デラックス版 [DVD] (DVD)
異界と日常をひとつの電話ボックスがつなぐという設定で、ファンタジー仕様なのだが、一人称、独白的な不思議な雰囲気を持ったドラマになっている。
過去と現在を交差し彷徨う、峰岸徹演じる中年サラリーマンが、どうにも「なごり雪」での主人公につながるようにみえた。
古い電話ボックスから、つながる過去は30年前。これも「なごり雪」に近いし、そこには高校時代の親友と、思いを寄せる同級生の「幸(さち)」という名の女の子がいる。そう、幸は、「ゆき」とも読める。いわば、宿命的な三角関係の力学がここにもある。
過去とつながる古い電話というのは、かなりわくわくする発想で、物語のトーンが決定するほどのアイデア。
くたびれた中年サラリーマンが、もっとも心ときめかせた日々の蘇り。それゆえの悲しさや切なさ、過去へつながる電話に語りかける峰岸さんが、今までにない哀しさを漂わせていていい。
また大人になって、いつか封印した記憶の本当の意味、過去を変えることの怖さ、そういったクライマックスも見どころ。
「あの夏の日」の勝野雅奈恵ちゃんが、繊細な魅力の女学生を演じ、脇役だがソフトな表情を見せてくれた裕木奈江さん、彼女はちゃんと現実の上にいるのだが、どこか不思議で柔らかな存在でもある。
過去の甘美でありながら悲痛でもある記憶。それが物語ではファンタジーとしてよみがえりながらも、現代という時間と改めて対峙するところなども「なごり雪」へと通じるものがある。
しかし「告別」では救いとして、帰る場所としての夫婦と家庭、それが健全に再生する方へと用意されているのがドラマとしては幸福だろうか。
舞台になる長野にある地、それがこの独特なファンタジーを支え、ここちよい田舎の風景と、映画「姉妹坂」でも使われたリストのピアノ曲「ため息」が、ゆったりと物語を包み込んでいる。