「吾輩」には「名前」がありません。生まれて間もなく捨てられて、仕方なく中学教師の‘くしゃみ先生’の家に住み込みます。人間は不徳なものだと車屋の猫‘黒’に教えられ、人間を観察することになります。
くしゃみ先生のもとには美学者の迷亭、門下生の水島寒月、詩人東風などの知識人(変人?)が集まっては太平楽を並べています。
一方、金の亡者の金田一族のような人間もいます。寒月と噂のあった金田の娘が他の人と結婚することがわかり、主人達はビールで気炎をあげます。そのビールを飲んだ「吾輩」は酔っ払い、そして・・・
猫の目線で人間社会を観察比評するという当時としては新しい手法と、全体的にユーモアが満載なところが良いです。
人間とは度し難い存在なのでしょうね・・・