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吸血鬼ハンター22  D-悪夢村 (朝日文庫ソノラマセレクション)
 
 

吸血鬼ハンター22 D-悪夢村 (朝日文庫ソノラマセレクション) [文庫]

菊地 秀行 , 天野 喜孝
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

山津波で宿を追われた旅人たちが辿り着いた村は、かつて貴族と外宇宙生命体とが死闘を繰り広げた古戦場であった。過去を留めたまま眠りについていた村は、旅人を迎え、突如、血を求めて目覚めた。そして雨に煙る村に不気味な人影が現われるや、旅人は音もなく消えていく。パニックが頂点に達した時、Dが現われた。圧倒的な人気を誇る〈吸血鬼ハンター〉シリーズ、書き下ろし最新刊、第22弾登場。

内容(「BOOK」データベースより)

山津波で宿を追われた旅人たちが辿り着いた丘の上の村は、かつて貴族と外宇宙生命体とが死闘を繰り広げた古戦場であり、“神祖”が作った実験場に隣接していた。過去を留めたまま眠りについていた村と貴族の城塞は、旅人を迎えて突如目覚め、村にOSBを素材にした合成生命体が徘徊しはじめる。一行のパニックが頂点に達した時、Dが現われた。圧倒的な人気を誇る“吸血鬼ハンター”シリーズ、書き下ろし最新刊。

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/9/17)
  • ISBN-10: 402265533X
  • ISBN-13: 978-4022655332
  • 発売日: 2010/9/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 35,567位 (本のベストセラーを見る)
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「悪夢村」という脱力なタイトルを始め、槍を使うから「ランサー卿」とか、試作段階だから「試作品」とか、キャラに対する投げ遣りなネーミングセンスに、困ったときの神祖の実験場ネタ。何かもう菊地さんにやる気が感じらず、それなりに売れる人気シリーズだから書いてる、という惰性が見えてしまう。

まずDが登場早々、陽光症でぶっ倒れるのだが、その間、他のキャラたちが必死にDを守ってくれたのに、その事に対して最後まで何も礼を言わず仕舞い。「妖殺行」の頃とは大違いの不義理なDにがっかり。

そもそもDが序盤から離脱する事と、その後のストーリー展開に何も有機的な関連性が無い。気絶している間、左手が単独で敵の城に出掛けて行くので、今回は「左手に頼らないD」を描く事で、今後の「左手との別離」など、最終話への伏線にするのかと思いきや、戦闘でも探索でも何も支障ナシの展開(笑)。

また最近のシリーズで気になるのは、登場人物の多くに「存在理由」が見当たらない事。キャラ描写がほとんど無いので、神祖の都合で実験に供されたり、復活させられたりする不条理に対する悲壮感や、それでも抵抗する人間の強さ、実験を遂行する貴族の狂気などが何も伝わってこない。

左手も畏怖していたほどのランサー卿にしても、「槍の性能がトンデモ」なだけで、槍を無くしたら即行で弱体化(笑)。これが普通の少年漫画なら、「槍だけが私のすべてだとでも思ったか?」と真の実力を出すお約束がある場面なんだけどなあ…。

敵キャラの「Uテイカー」と「試作品」も魅力ゼロ。どれだけ恐ろしい戦闘能力かと思えば、Uテイカーは重力場で攻撃するだけ、試作品は触手からレーザーを発射したりするだけ。詳細な外見の描写も無ければ、喋りもしないのでキャラとしての魅力も敵としての恐さも何も感じられない。これが貴族やOSBとの「禁断の混血」の結果?そこらへんの貴族の方がよっぽど強そうに思えるんだけど。

しかも神祖も禁じたという、その二体と人間をさらに合わせた「三位一体」の合成体、これがもう脱力の極み。ランサー卿の「銀河の全エネルギーを集中した攻撃」すら吸収するという凄まじい能力を持っているのに、「頭に刺しておいた釘」を左手が引っこ抜いたら、そこからエネルギーが抜けて一気にパワーダウン(笑)。お前は風船かっ!と言うか、銀河中の全エネルギーをすぐ抜けるような釘で封じてたとか、そんなエネルギーが奔流したら地球が消滅するだろとか、もう突っ込み所があり過ぎる。

「銀河の全エネルギー」といった言葉ばかりが上滑りしていて、何ひとつ「凄さ」が伝わって来ない。しかもこの戦闘シーンはわずか数ページのみ。これが今回のクライマックスなんだから呆れる。インフレするにしても、もっとあるでしょう?盛り上がるバトルってのがさあ〜。

菊地先生、不遜ですが、盛り上がるバトル描写の参考に、「ワンピース」、「ドラゴンボール」、「HUNTERxHUNTER」、「ジョジョの奇妙な冒険」などの少年向けバトル漫画を読んでみては如何でしょうか?
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 珍獣
随分前から 作風と言いますか、Dの性格も変わったしまったような印象を受けるのですが、
今回もハードで堅いDでした。

私が初期のDシリーズに夢中になれたのは 比喩の巧みな文章と ストーリー展開、
登場人物も魅力的で その触れ合いの中で見られるDの優しさと微笑みに静かな感動を
覚えたのですが、今回の作品も 文が何の比喩もなく短く、Dは完全な脇役で、
出場と同時に陽光症でいきなり倒れてしまい、左手さんが頑張っていました。
グレイランサー卿は気さくで魅力的でしたが 著者の方が別に書かれた
「貴族 グレイランサー」の方がずっと力を入れているように思えましたし、
作品としては こちらの方が面白かったです。

大好きな作品でしたので辛くなってしまうのですが、このままでいくと
とんでもなく失望させられるラストが待っているのではないかと
怖くも思っています。

時間はもっと登場人物達とDとの触れ合いを期待したいです…
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ブラック珈琲 トップ500レビュアー
 今巻は、グレイランサー卿がいいとこ取りでしたかね。腕は立ち性格も豪放にして潔く、何とも憎めないキャラとくればそれも当然ですか。D、左腕も敬意を払うほどのこの御仁、大いに気に入りましたです。
 内容としてはOSBと神祖の関わり、これがメインであったように思えます。人間と吸血鬼、この融合実験をしていた神祖がではOSBをそこに加えなかったのか?物語を読んでいくにつれて自然と湧き上がってくる疑問、これについて結論が出ることにとなります。
 Dは偶然から事件に関わり、人間達の悲喜交々のドラマがあり、Dの無敵さと吸血鬼達の斜陽さが語られ、最後に異形のモノ達にはどうしても真似出来ない人間達のその意志の力と命の輝きが示される、というこの展開は最近お決まりにとなりつつある気がします。
 もちろん読んでいて面白いのでこれはこれでいいのですが、また違った展開を読みたいと思わないではなし。無駄に長くせず1巻で纏めての展開は大歓迎なので、そこいら辺の「変化球」を次巻では期待したいと思います。
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