キャプテン・クロノス-吸血鬼ハンターの題名で知られる、ホラーの名作。
ただし、ホラーといってもあんまり怖くありません。
むしろ、「カッコよさ」に力点をおいた作品で、私的には「ブレイド」等のはしりだと思ってます。
ちなみに日本では劇場未公開作で、昔、マニアの間で有名でした。
ビデオが普及したての頃、VHSで出ていましたが、それもすぐに廃盤になっていたはずで、長いこと観ることができない「幻の作品」と化していましたので、DVDで出たというのは驚きです。
中世の暗黒時代を思わせる、前近代的な奥深い森の中のちっぽけな町。
夜な夜な人々を脅かすバンパイヤ。
そこに初老の御者(実は博士)と、若きヒーロー、キャプテン・クロノスが夜の闇を切り裂き、颯爽と馬車で突っ走っています。
彼はバンパイヤの苦手とするものを知りつくした吸血鬼ハンターなのですが、劇中では別段そんな説明はありません。
マカロニ・ウェスタンのヒーローのごとく、謎の人物として颯爽と現れ、人々を救い、去っていきます。
彼は普通の人間ですので、まともに吸血鬼と戦うわけにはいかないのですが、聖なる十字架を鋳溶かして作ったサーベルで、バンパイヤの首領と丁丁発止のチャンバラをやらかします。
「怪傑ゾロ」や「スカラムーシュ」のアクションに、「バンパイヤ・ホラー」を絡め、「マカロニ・ウェスタン」のスパイスをかけたような非常に珍しい作品です。