原作になったPCゲームを遊んだ経験がある者です。
が、はるか昔なので、おおよその登場人物と設定のみ覚えている、という程度です。
このたびたまたま小説版を発見したので購入してみました。
漫画版は読んでいません。
小説版は前後編で、この巻は前編になっているようです。
何の因果か、未完全な吸血鬼になってしまった主人公、
自分の血を吸ったロードヴァンパイアを殺せば、元の自分に戻れるらしい。
その期限は約2週間。
吸血鬼を追ってやってきたハンターと共に戦っていく。
吸血鬼の力を利用する人間(会社)、人間に荷担する吸血鬼などが現れ、
主人公自身の自我も人間関係も徐々に崩壊していく。
非常に特徴的なのは、吸血鬼という単語から連想される世界観ではなく、
刃物や銃器などのミリタリー、専門用語がまき散らされるバイク知識、
現代を舞台に暗躍する薬剤企業、溢れる血の描写など、
ファンタジックというよりもSFチック(現代的ですが)でバイオレンスな世界観です。
血と暴力にまみれてみたい方はぜひどうぞ。
原作ゲームのエンディングを全て覚えている訳ではありませんが、
少なくとも全員が救われる結末には向かっていないような気がします…。
不安と期待を込めて…。