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君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話
 
 

君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話 [単行本]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

伊三次が仕える不破友之進の息子、龍之介が元服して見習い同心に。同じ頃、江戸の町には乱暴狼藉を繰り返す無頼派の影が…。江戸の町をさわやかな春風が吹きぬける。

内容(「MARC」データベースより)

伊三次が仕える不破友之進の息子、竜之介が元服して見習い同心に。同じ頃、江戸の町には、乱暴狼藉を繰り返す無頼派の影が…。江戸の町をさわやかな春風が吹きぬける時代小説。『オール読物』掲載を単行本化。

登録情報

  • 単行本: 301ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/03)
  • ISBN-10: 4163237909
  • ISBN-13: 978-4163237909
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 733,954位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いせむし トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
前作「黒く塗れ」で予感はあった。
「髪結い伊三次捕物余話」は、
伊三次とお文の二人の物語であったが、
多彩なサブストーリーが交錯する、
ファミリーの物語へと様変わりしている。

夫婦になるまえの伊三次とお文の物語とは、
刹那的になりきれず、
なかば絶望を抱えながら人生を眺めている、
危うい若者のストーリーだった。
ちょっとひりひりする感じの、
辛口の恋愛を読者はちょっぴり心配しながら追いかけていた。

それがどうだろう。
本作の主人公は龍之進であり、九兵衛であり、伊与太、茜だ.
新しい主人公達が面白かった。可愛いし。
龍之進の出仕、龍之進と九兵衛との関係、伊与太と茜。
著者のあとがきに共感するが、
甥や姪のこどもをかわいがるような心持ちになれる。
そういう点で本シリーズ、
新しい局面に突入したと思う。

シリーズものを上手に延命させていくには、
新しい血を常に入れていかなければならない。
翻訳ものだが「検屍官」シリーズのように袋小路に入り込んで、
思い切り煮詰まることもある。
本シリーズは世代交代がうまいなあと思う。
しばらくは龍之進の成長のストーリーと伊三次一家のファミリーストーリーが、
物語の中心を織りなしていくと思うが、
期待感がある。今後に期待。

最後にお文はまだ母親キャラだけにしないでほしいと。
もっと活躍させてほしいのだが。
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミヲ
形式:単行本
髪結い伊三次シリーズ新刊出た!出た出た出た!!やったー!
今回は「妖刀」「おんころころ…」など、ちょっと不思議な趣きの短編がいくつか。
怪談が大の苦手な人はちょっと覚悟を決めてからどうぞ。
といっても、そんなにおどろおどろしいものではありませんし、肝を冷やしたあとは、伊三次と文吉のあいだに生まれた伊与太坊、不破様のところの茜ちゃんがちょっとずつ大きくなっていくかわいらしさが、心を温めてくれます。
元服した龍之進くんをはじめ、子どもの育っていく様子が、何気なくさらりとした描写なのにリアリティを感じさせます。

相変わらずハードボイルドな捕物をしてるうえ、なかなか稼ぎも楽にならない伊三次ですが、母は強し、もともと鷹揚で肝っ玉の据わった文吉姐さんとおっとりかわいい伊与太坊と一緒で、それなりに幸せそう?
お文が歳を気にしてるのを知ってて、わざといけずを言う伊三次の、ふたりの犬も食わないやりとりも楽しい!

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
髪結い伊三次シリーズの6作目。

このシリーズは惰性的に読んできた面もあったが、今作は面白い。
全6編のうち、同心・不破友之進の息子・龍之進の元服と出仕に絡み、同期の新人たち6人の活躍が描かれた作品が3編。
中でも「八丁堀純情派」の編は彼ら新人たちの物語に終始し、本作の主人公である伊三次はほとんど絡んで来ない。
しかしこれが面白いのである。

13歳の見習い同心・龍之進は主役を張るに十分なキャラクターではないか。
父親の小者である伊三次に対しても敬語で接する姿勢には、とても好感が持てる。
そしてまた、伊三次の弟子である九兵衛と主従関係になりつつある展開も良い。

龍之進ら“八丁堀純情派”が成長し活躍する様子を単独でシリーズ化してほしい、とさえ期待してしまう。
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