この本が単行本で出版されたのは1986年頃だったと思う。
当時私は高校生の年代で、それほど自由になる金がなかったので、本屋で食い入るように立ち読みした。
そのうち村山さんは阪神の監督に復帰したのもつかの間、2年間で解任され、再び評論家とビジネスの世界に戻った。
村山さんはその後、61歳の若さで逝去された。
村山さんは、プロ野球の大投手だった。大監督をして「わがままな選手」と言わしめたほどの人であった。
そんな村山さんが、現役引退し、社会人になった。
社会人としても、彼は、会社を経営し、若い社員たちを熱心に指揮して仕事されていたという。
あの阪神淡路大震災の時は、被災した人たちを必死で助けていらっしゃったという。
プロ野球の監督としてはもう一つ評価が低いようだが(「阪神100日の計」で若いうちに兼任監督をさせたのがやはりよくなかったのではないか)、投手としてだけでなく、社会人としても、彼は熱血漢であった。そして、大投手だっただけでなく、多くの人たちのお手本となっててしかるべき大人物だった。
そんな熱血漢の村山さんの人生のすべてが、この本に詰まっている。
ぜひとも本書を、何かの機会に、復刊していただきたいものである。