楽しくテレビを見ていたのに、突然親に「勉強しなさい!」と怒鳴られた。とてもいやーな思いをした。
勉強嫌いになる理由なんてとっても簡単で、一度嫌いになると、なかなかその面白さに気がつくことはできない。で、勉強しない。また怒られる。悪循環だ。
子どものころ、このループにどっぷりつかっていた。
でも、気持ちの持ちようで勉強の受け取り方が変わってくるということを、大人になったわたしは知っている。勉強がためになり、突き詰めれば楽しいものだってことも。
「ツライ、イヤ」と思って仕事するのと、「チャンスだ、楽しい」と思って仕事することは全然違うってことを、大人になったわたしはよく知っている。
だから、子どもが勉強しないのは歯がゆい。
そして悪循環を引き起こしてしまう。
そんな時にこの本があれば、子どもを勉強嫌いにしなくて済むのかな、と考えながら読んだ。
立ち止まったとき、なにか違う観点を自分の内面に欲しいとき……わたしは、自己啓発書を読む。書いてあることはもう知っていることであっても、読む前と後の自分は、なんか違う気がする。
子どもの時の私にこの本を渡したら、勉強の楽しさに気がつくのは、もっともっと早かったかもしれない。
この本は、勉強をテーマにした「自己啓発本」だからだ。
理不尽と思える「勉強しなさい!」攻撃。理由は「勉強しないと馬鹿になる」。それだっていいじゃん、芽生えるそんな言い訳。
でもこの本が目指すのは「勉強しなさい」じゃない「勉強とどう向き合うか」という向き合い方のみで、強権的に勉強の必要性を問う本ではない。あくまでも、勉強と向き合う方法のみなのだ。そこがいいのだと思う。
早速、勉強せずに遊びまわっている中学一年生の従弟に、この本を送ってみることにした。