まぁ、たいていのマンガは主人公とヒロインが結ばれて終わるので、青大が柚希とよりを戻すのは(漫画的には)仕方ないことだと思います。
しかし、問題はその過程。
青大の前で泣いて、好きですと言った後にネックレスを池に放り投げるとは、確信犯としか(言葉とは裏腹な略奪愛)思えない。
かつて三巻にて懍が柚希のことを打算的と言ってたことを思い出します。
それに簡単に心を動かされる青大。
いざ帰ったらなぜか明日香がいて(漫画なのでつっこみませんが…)どっちか選ばなければいけないのに決めれず、「クズ」といわれる優柔不断さ。(何も考えず柚希を追って東京にいくくらいの行動力はあるのに…)
そして、東京に帰って明日香を振る…という感じになっていくんですが、この過程において主人公、ヒロインともに何らいい場面がないし、見てたら単にいらいらさせるだけでした。
しかし、それ以上に問題だと思ったのが、キャラの使い方と心情描写の少なさ。
まずキャラにおいて、広島に全員集合させながら全く関与していない。
普通に考えたら、あの夜は、お互い別のとこに泊まってるんだから、何か話くらいはあったでしょう。しかし、ページをめくったら新幹線に飛んでる…
これならわざわざ広島に、もとい桐島家のに集合させる必要はなかったような気がします。
それ以上に気になったのは心情描写。
最初から心の中で柚希に決めてるなら何も思いませんが、わざわざ「本気で好きだと思える彼女」とか、「ホンマに最高の彼女」といったり、回想を入れながらも柚希をなぜ選んだか、というところでの心情描写が後にも先にもないので、見てるほうとしては「なんで柚希選んだの?」ってなっちゃいますよ!
これは瀬尾さん力量の問題だと思います。
最初のころの神咲七海に関してはよくできていたのになぜでしょうか…
あと、個人的に不快だったのは、最後の青大と明日香を無理やり和解させるところ。
これは、一連の行為で思いっきり株を暴落させた青大を持ち上げようとしたんでしょうが、逆に青大の言葉は今の政治家くらい軽くしか聞こえないですし、こんな安い茶番劇に付き合わされて実質的に退場させられた明日香が不憫すぎです…
最低でも18巻まで続くようですが、ただ単に「涼風」を越えたいだけでしょうし、こんなグダグダな展開がずっと続いてる以上、よっぽどのことがない限りこのままグダグダな感じで続きそうです。