桜沢エリカって、こういうストーリーも描くんだって意外に思ってしまった。
今まで読んだ本がすべて恋愛ものだったので、余計にそう思ったのかもしれない。
この物語では、主人公の恋の話は一切出てこない。
主人公のみのりは中学生だが、ある日を境に学校に行かなくなり、母親が経営するカフェを手伝うようになる。
そこで、不思議な少年ヒカリに出会い、物語は進展していく。
友人や両親との関係に揺れ動く少女の気持ちが直球で伝わってくる。
この年頃の女の子って、体は大人だけど心はまだ子どもなんだよな。
いや、正確には少女から大人の女性に変わる過渡期といった方がいいかもしれない。
ヒカリと接していくことで、少しずつ心を緩めて、成長していく姿を描く心温まる物語です。