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君に舞い降りる白 (集英社文庫)
 
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君に舞い降りる白 (集英社文庫) [文庫]

関口 尚
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

君に届けたい光がある――
鉱石を売るバイトをする大学生の桜井は、客の雪衣に恋をする。しかし、彼女は自分のことを全く話そうとしなかった。そしてお祭りの夜、桜井は雪衣の衝撃的な過去を知り――。(解説/松樹剛史)

内容(「BOOK」データベースより)

もう誰も、好きにならない。鉱石店でアルバイトをする大学生の修二は、そう心に決めていた。しかし、店に来る少女・雪衣のことが少しずつ気になり始める。次第に距離を縮めるふたりだったが、彼女は自分の素性を一切話さない。だが、ついに彼女が隠していた秘密を知っていしまう。その時、修二は―。人を深く想うということを描いた、心に響く美しい青春小説。

登録情報

  • 文庫: 408ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/9/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087462137
  • ISBN-13: 978-4087462135
  • 発売日: 2007/9/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 403,433位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rieo
形式:文庫
盛岡という舞台。鉱石店という設定。
緩やかな時の流れと、限られた人間関係の中で、それぞれの登場人物の個性がのびのびと書かれているように感じます。
主人公だけでなく、他の登場人物に興味を持ち、共感しながらも、あまり話がぶれずに読み進められるのは、この設定だからなのではないでしょうか。
誰もがまっすぐに、精一杯生きている。それでも、人生いろんな事があって、悲しいこともたくさんある。
だけどそんな危機に、周りのたくさんの人が、支え励ましあっているのだということが、お説教ではなく、爽やかに感じられます。
なかなかステキな青春小説です。中高生にも、大人にも。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前の彼女との悲しい別れから,もう恋愛はできないと思っていた大学生・桜井修二。バイト先である鉱物店「石の花」に,ある女の子がやってきた。名前は雪衣。色白の肌に黒い服。消え入りそうなその姿に,修二は戸惑いつつも引かれていく。

修二と雪衣の関係を縦糸としつつ,石の花にかかわる人々が持つ切ないエピソードを横糸に織り交ぜながら進行。一風変わった舞台設定と,学生らしい生活感が表れない主人公に,前半は月9のような匂いを感じ,感情移入できなかった。

そんな印象を覆されるのが終章。ラスト付近で石の花の社長が修二に言った「悲しみの中で身につけた潔癖さ」を「桜井から感じるようになった」という言葉が際立ちます。
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形式:文庫
「バカー!!詳しい事情は話せないにしても、自分がフラれたんだってことくらい周りに話していいんだよ!
自分が悪者にされて、あんたが損するじゃないか。……ばか(T_T)」

小説を読みながら、私はつい声を荒げてしまいたくなった。

綺麗な言葉の響きのタイトルと、イラストカバーの淡い緑の色合いが気に入って購入した。

舞台は岩手県の盛岡市。主人公の大学生の桜井は、石の販売をする(有)佐川ミネラル社のアンテナショップ「石の花」でアルバイトをしている。

彼は「もう誰も好きにならない」と心に決めていた。
原因は2歳年上の元彼女との悲しい別れが原因だった。

彼は律儀な男で、彼女が別れ際に言った「誰にも言わないで」という言葉を守り、別れの原因を誰にも話していなかった。

そのせいで、自分が彼女にフラれたのに周りには悪者だと勘違いされていた。彼女に恋心を抱いていた男性からは、嫌がらせまでされてしまう。

その頑な過ぎる真面目さに「バカバカ!自分が振られたことくらい言ってもいいんだよ(;_;)」と、かなり感情移入してしまった。

そんな彼にも「また恋ができるかもしれない」と、思う転機が訪れる。

石の花にお客として現れた、雪衣の存在だ。透けるような白い肌の彼女は、黒の服しか身に纏わない。
自分の素性も話したがらない。彼女もまた、心に傷を抱えていた。

この小説の中の登場人物は、それぞれが心に傷を負っていて、人にあまり言いたくないような思い出がある。

でも、そのそれぞれの傷と輝きの関係が、ストーリーの中の“蛍石”という存在に示唆されている気がした。

物語全体としては、前半から中盤までが良かっただけに、後半の展開の速さには少し心がついていきずらかった。
でも、作者の関口さんの文章表現も綺麗で、購入して良かったと思える1冊だ(^^)☆
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