世界のKing of Popがマイケル・ジャクソンで、昭和の歌姫が美空ひばりなら、昭和と平成をまたぐ日本のKing of Popと言えば“桑田佳祐”この人をおいて他にはないだろう。
日本の“King of Pop”が12月にリリースした久々の新曲“君にサヨナラを”は数ある桑田節の中でも“優しさ”が全面に押し出されているが、“慕情と哀愁”を刻み込み、さらに昭和レトロな雰囲気も併せ持つように思う。
そして、明日への希望を祈り、最近の暗い世の中で疲れた人たちの心にぽっかり空いたさみしさややるせなさを埋めるに値する。
これまでのこの人の活動の流れをよく見ると、ズバリ、最近の桑田ソロの曲(最近のサザンの曲も)は男の哀愁を歌っている。
“男の哀愁”とは何か?
それは、過去の自分がおかした過ちを悔いる自分、往年の輝きを時の流れとともに失っていく自分への苛立ちとあきらめ、失った人への感謝の気持ちやその人にしてあげれらなかったことへの後悔などか?
”君にサヨナラを”は優しいメロディと独特の優しいダミ声のマッチングが、“素晴らしい”の一言に尽きる。
熟成されているというか、50を超えた今故に表現できる年の功と経験値、そして義理と人情と温かみ、これら全てが加わった“男のロマンとカッコよさ”を兼ね備え、美しい旋律でまとめ上げたこの曲は、まさに今の“King of Pop”だからこそ作れる曲であろう。