ジェリー・イェン好きには堪らないドラマだが、韓ドラ好きにも違和感なく見ることが出来る。食わず嫌いの人は是非見てみよう。ジェリーとエラ・チェンという、何故今まで共演が無かったのかという大物俳優のコンビネーションは結果的に大成功だった。特にエラ・チェンの演技によって化学反応したように演技の幅が広がったジェリーには注目であり、エラのコミカルな演技も余りにも自然で驚かされる。エラ・チェンはボーイッシュで、華流ドラマ好きの中でも好き嫌いのある女優さんのようだが、このドラマのエラは本当に素晴らしい。彼女の元々持っている奔放さと明るさと打たれ強さがグオというキャラクターにマッチして、リアリティーを吹きこんでくれたお陰で、オーバーアクションとも思える演技にもさえも全く違和感がなく見ることが出来た。ロマンティックでコミカルな恋愛ドラマはともするとファンタジーのような展開になるが、本作はそうした要素も溶けこんでおり、違和感なく受け止められる。見にくいアヒルの子が白鳥に生まれ変わる訳ではないが、精神的な部分ではグオは白鳥になり、ジェリーの演じるユーピンを一人の人間として生まれ変わらせてくれる。また2人のすれ違う男女模様や恋愛模様を息も詰まるやりとりを丹念に描いているため、心の中で納得する人も多いだろう。台湾の一般的な風俗を垣間見る事や中国の杭州などドラマの中で楽しめる事も多い。本作は5月に発売の公式本も予定されているらしく、より楽しく見ることができそうだ。華流ドラマでは久々のお勧めである。