彼らの音楽というと童貞とか青春とかリビドーとかね。
そういうある種、満たされていない少年の姿が透けて見えると思うんです。
実際、彼らを支持してるのは十代の少年たちが中心だから、それはやはり明白だと思う。
彼らのその強烈な性と聖を行きかうラブソングが込められたこのアルバム。
で、これ最高だと思う。
全て初期衝動だから、こう変に計算してないように見せて、実は計算してる。
けど、そこに染まりきれてないって所が非常に人間臭い。
ラモーンズとかバズコックスとかアンダートーンズにも似た感覚ですね。
歌詞は本当にどうしようもないなぁって苦笑したくなるけど、それも含めていいんです。
あのラットかけたクソやかましいギターも、村井君のへんてこドラムも愛しい。
くるりの岸田くんとか曽我部さんとかが彼らを評して
本当に人間らしく、本当に優しい。だから、絶対に否定できない。
僕はダメさ。でも、君が好きなんだ!!!という
ロックンロールの逆ギレにも似た初期衝動を体現してる数少ないバンドって言っています。
とりあえずね、最高ですよ。そして最低です。
こんな純粋なロックバンドが今の日本に居ること自体、美しい。
人間を描写できているラブソングのつまった傑作アルバム。