日本の環境問題に憂いている武田先生が中学生を対象にして書かれた環境問題の本です。
14歳を相手に話すように語られている文体は、いつもの武田先生ではないです。
「これからを自分の力で考えてほしい」という一文の様に、子供たちへ分かりやすく想いを語られています。
科学者が語ることができるのは過去のことだけ。
未来は分からない。
実例をあげつつ語られていく環境の諸問題について考えさせられます。
情報を鵜呑みにして信じていることの恐ろしさも聞こえてきます。
情報への思考は停止せず、自分で考えてみること。
そこから判断を導き出すことの大切さを新しい世代に話されています。
科学データで解説していただいた本よりも、これからの世代に語る文体に好感を持ちました。
もう少し分かりやすい解説なども付ければ教科書にしてほしいくらいの良い内容でした。
いつもの日本を憂うあまりの「毒」がこの本には感じられませんでした。
是非、たくさんの人に読んでほしい本です。