本書の第3版が発行されたのが、2008年9月。 2年経った今では付箋やライン引きでボロボロになっている。
薬かによらず、いろいろな場面で役に立つ、これさえあれば幅広い分野に奥深く沁み込むことができるバイブルであった。
しかし、それからの2009-2010年の2年間で精神科分野での薬物治療は大きく躍進を遂げた。
2009年にはα2受容体アンタゴニストの“ミルタザピン”という大物が、2010年には世界的に普及している初めてのSNRIの“デュロキセチン”と、ようやくうつ病の薬物治療が欧米諸国のラインに近づいてきたかというところである。
第4版ではこのNaSSAと分類される“ミルタザピン”を筆頭とし、第3版では悔しくも「偽造処方せん」の項に小さく箇条書きに書かれていただけあった“モダフィニル”の執筆なども手懸けてもらいたいと切に思う。