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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「家」とはそこまでして守るべきものなのか?,
By ゆこりん (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 向い風 (新潮文庫) (文庫)
夫の戦死の公報を受け取ったゆみは、暇をもらいたいと義父の庄三に申し出る。だが、ひとり息子を失い家の絶えることを恐れた庄三は、 ゆみに自分の子供を生んでくれるよう懇願する。ゆみが母親となって しばらくたった頃、戦死したはずの夫から手紙が!!戦後の混乱の 時代を力強く生きた女性の物語。 夫が戦死したあとに、夫の兄弟と再婚させられたりする話は珍しく なかったという。それは個人より「家」が尊重されたことに他ならない。 この作品のゆみも、夫の「家」を守るための犠牲になったような気がする。 「家」とはそんなに大切なものなのか?北海道に生まれ育った私には ピンとこないところもある。北海道は移住者が多い。だから家の歴史が 浅く、昔からの伝統というものがあまりない。そのせいだろうか?今でも 「家」を守るという考えがあると聞くが、時代錯誤的な考えに思える。 ゆみは単なる跡継ぎを生む道具だったのか?だが決して悲観的にならない ゆみの強さに、未来への希望が見える気がした。
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