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吐カ喇列島 (光文社新書 365)
 
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吐カ喇列島 (光文社新書 365) [新書]

斎藤 潤
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◎ 概 要
屋久島と奄美大島の間、
南北百数十キロに連なる吐カ喇列島は、
琉球文化と大和文化の接点の場所と言われ、
独自の伝統文化が保たれている。
二〇〇九年、今世紀世界最長の皆既日食を
見られる場所としても注目を集める島々の魅力を伝える。

◎ 内 容
吐カ喇列島は、屋久島と奄美大島の間、
南北百数十キロに連なる七つの有人島と五つの無人島からなる
一つの自治体で、十島村という。日本で一番細長い村だ。
昭和二一年二月米軍政下におかれるまでジットウソンと呼ばれていたが、
北緯三〇度線以北の現三島村(黒島、硫黄島、竹島)が独立し、
昭和二七年二月の日本復帰以降はトシマムラと呼ばれるようになった。
広大な荒海七島灘に散らばる七つの島に住む人々は、合わせて六二五人。
しかし、わずかこれだけの人たちが保持している
伝統文化、多様な民俗、そして生活の知恵は、計り知れない。
廃れた習慣や知恵も膨大なのだが、
それでも都会暮らしをする人間にはとても豊かに見える。
(「はじめに」より)

◎ 目 次
まえがき
第 一 章  口之島 ---- 登録牛をふやして島に若者を呼び戻したい
第 二 章  口之島 ---- 「ところ牛」との付き合い方
第 三 章  中之島 ---- 噴煙を上げる離島の最高峰御岳へ
第 四 章  中之島 ---- 数々の潜在資源を活かす手はないのだろうか
第 五 章  全国最強温泉列島 ---- 鄙びた出で湯よりどりみどり
第 六 章  臥蛇島 ---- 長い歴史を断ち切って三十余年
第 七 章  平 島 ---- 神秘的な森と水田が共存する
第 八 章  諏訪之瀬島 ---- 移住三代、あふれるフロンティア精神
第 九 章  一島一国 ---- 孤島・小島の社会基盤
第 十 章  悪石島 ---- 時の移ろいを感じながら巡る島の魅力
第十一章 悪石島 ---- 吐カ喇の象徴となった来訪神ボゼ
第十二章  小宝島 ---- 透明な風の底に鎮まる庭園を牛がぶらり
第十三章  宝 島 ---- なにがあっても島へ戻ってくれば生きていける
第十四章  吐カ喇にしみわたる奄美 ---- 本土文化圏と琉球文化圏のはざま
第十五章  世界が吐カ喇を注目する日 ---- 今世紀最長の皆既日食とは
あとがき

◎ オビ表
モノや
カネでは
計れない、
島のココロ

◎ オビ裏
今世紀世界最大の「事件」から秘湯まで
......................................................
有人島/口之島(119)、中之島(136)、平島(80)、
諏訪之瀬島(49)、悪石島(71)、小宝島(51)、宝島(119)
(カッコ内の数字は平成20年6月現在の各島の人口)
無人島/臥蛇島、小臥蛇島、小島、上ノ根島、横当島

◎ 著者プロフィル
斎藤潤(さいとうじゅん)
一九五四年岩手県盛岡市生まれ。東京大学文学部露文科卒業。
月刊誌「旅」、旅行情報誌の編集に携わった後、独立して
フリーランスライターに。テーマは、旅、島、食、農林漁業など。
著書に『日本《島旅》紀行』『沖縄・奄美《島旅》紀行』
『東京の島』『旬の魚を食べ歩く』(以上、光文社新書)、
主な共編著に『沖縄いろいろ事典』(新潮社)、
『島・日本編』(講談社)などがある。

内容(「BOOK」データベースより)

吐〓喇(とから)列島は、屋久島と奄美大島の間南北百数十キロに連なる七つの有人島と五つの無人島からなる一つの自治体で、十島村という。日本で一番細長い村だ。昭和二一年二月米軍政下におかれるまでジットウソンと呼ばれていたが、北緯三〇度線以北の現三島村(黒島、硫黄島、竹島)が独立し、昭和二七年二月の日本復帰以降はトシマムラと呼ばれるようになった。広大な荒海七島灘に散らばる七つの島に住む人々は、合わせて六二五人。しかし、わずかこれだけの人たちが保持している伝統文化、多様な民俗、そして生活の知恵は、計り知れない。廃れた習慣や知恵も膨大なのだが、それでも都会暮らしをする人間にはとても豊かに見える。モノやカネでは計れない島のココロ。

登録情報

  • 新書: 280ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/8/12)
  • ISBN-10: 4334034683
  • ISBN-13: 978-4334034689
  • 発売日: 2008/8/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
やられたなあ! 著者の島シリーズは、日本の島、沖縄・奄美の島、東京の島、ときたのだから、次はてっきり瀬戸内海だろうと思っていたら、トカラ!!! 日本に残る唯一の秘境とも言うべきトカラ列島に、30年以上も通っているというのだから、驚いてしまう。
普通の旅先としても、温泉はたくさんあるし、トカラは絶対面白いはずだ。しかも、以前に比べれば、ずいぶん行きやすくなったようだし。
来年の皆既日食は大騒動間違いなしだから、その騒ぎがすんで落ち着いたら、思い切って行ってみようかな。最後の秘境へ。行かなきゃ、旅好きを自称できないな。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
トカラと言ってどこにあるのかわかる人はかなり少ないだろう。
私のまわりでもほとんどいない。
皆既日食で多少は名を知られるようになったがやはりまだまだ知られていない。

これまでも多くの島に関する著作をものしてきた著者の今回のテーマがこのトカラ列島である。
まあ、まず行くだけでも大変。
定期便は村営フェリーのみ。航空便はない。しかも天候や海の状況で遅れや欠航は頻発。
言ってみようと思う人もあまりいないだろう。
日本にも「秘境」と呼ばれる地は多くあるが、アクセスの不便さから言えばトカラは超一級の秘境と言えよう。

著者は有人島7つと1つの無人島を取り上げ、島の様子について記している。
内容はまあまあと言えようか。
島によって内容の充実度にかなりさがあるというのが率直な印象。
旅行者が見た島の人々や風景という感じ。トカラの雰囲気をざっと知りたいと思う向きにはよいだろう。もっとよく知りたい人は実際に向かうしかない。
深みはないようには思ったが、ほとんど取り上げられないトカラを取り上げたことには意義があるように思う。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 トカラ列島──この本に触れるまでは名前と大まかな地図位置くらいしか認識していなかった。まして島民の方々の暮らしぶりなんて想像できない。それで「豊かな暮らし」の副題を持つ本書を手に取った次第。
 読後、読んでよかったと心から思っている。
 歴史や風土は島内を歩くことでリアルに表現され、島民の暮らしぶりは著者との丹念な会話で感じ取ることができる。島暮らしの厳しい現実もあるのだが、それに目を背けずしっかと語る著者の覚悟もいい。
 それでいて本全体が堅苦しくなっていないのは、著者の朗らかそうな人柄が文体に表れているからで、(それが共鳴できないお堅い人もいるようだが……)、ひとつひとつの文章にトカラに対する愛を感じてしまうのだ。
 来年の皆既日食の観測地として、必ずや脚光を浴びることになるだろう島々を、いち早く、親しみをこめて綴ってくれた同著は、とっておきの入門書になることだろう。
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