本書は、ヘロドトス、孫子、マキャヴェリからクラウゼヴィッツ、リデルハートに至るまで、国家戦略・軍事戦略に関する人類の遺産というべき名著を中心に必読文献を50点厳選して、ビジネスマンなどの一般読者のために分かりやすく解説した入門書です。
本書のは以下のような6部構成になっています。
・第1部「古典に学ぶ軍事戦略」では、ヘロドトス、トゥキディデス、孫子、トルストイなどの古典が紹介されています。
・第2部「クラウゼヴィッツ『戦争論』に学ぶ」では、クラウゼヴィッツの著作やその解説本、さらには、戦争研究の世界的泰斗のマイケル・ハワードの著作などが紹介されています。
・第3部「戦争の哲学に学ぶ」では、毛沢東やマルクス、エンゲルス、カントなどの著作が紹介されています。
・第4部「システムとしての戦略論」では、フラー、リデルハート、マハン、コルベット、ドゥーエといった20世紀を代表する戦略家の著作が紹介されています。
・第5部「国家と戦争の関係から学ぶ」では、デルブリュック、リッターなどのドイツを代表する戦争研究者の著作を中心に紹介されています。
・第6部「現代の戦略論」では、ルトワック、キッシンジャー、クレフェルト、マーレーなど、現代の戦略論を考える上での必読書が紹介されています。
本書は、高度な内容を扱いながらも、初心者のために極めて平易な文体で書かれているので、国家戦略や軍事戦略のエッセンスを手っ取り早く学びたい人にとって最適な入門書だと思います。また、一般のビジネスマンにとっても、経営戦略を考える上のヒントを多く含んでいると思います。
価格の点も新書ということもあり、低く抑えられており、内容の豊富さを考えるとかなりの「お得感」があると思います。