タイトルに紛らわしさを感じた為、厳しめの評価とする。
題名の通り、ルネサンスの肖像画に描かれた女性たちの人となりや、画家との人間関係を知りたくて購入した。
しかし、専門家ではなく一般読者向けの本でありながら、当時の哲学的思想や美術概論に絶えず話が飛んでしまう為、極めて読み辛い。
これは少なくとも、モデルの物語とは言えないだろう。
モデルになった女性たちについての情報は、残念ながら知っている事が殆どだった。
某人気女性研究家の世界史の本が、「これでは世界史ではなく映画の解説だ」と酷評されていた時にも思ったが、
本を書店ではなく通販で買うケースの多い現在、適切なタイトルを付ける事はこの上なく重要である。
編集者の猛省を促したい。