ストーリーもテンポもとてもいい。よく練られています。
最後まで緊張感が抜けませんでした。
地球の自然環境を凝縮した体験施設「サイクル・ドーム」の特別体験プランに参加した少年探偵団。
見学中に白骨死体が発見されたことにより、ドーム内に危険な細菌が流出される。
犯人グループの一人、「羽々戸(はばと)」が残したビデオメッセージにより、
空気中の二酸化炭素濃度が0.1パーセントを超えることがウイルスの活動条件と分かる。
犯人による施設内のCO2濃度を上げるシステムは酸性雨、火事など自然界で起こりうる現象を利用されていて、読んでいて否が応でも環境問題と重ね合わせられる。
最後のコナンと犯人の一人との会話に現実的な怖さがあります。
セルフ回しなども「キャラもの学習コミック」の枠を超えて立派に「名探偵コナン」の世界観が立っているので、コナンファンの方にもとても満足してもらえると思います。
解説ページも飛ばして読むより読んでおくことでストーリー中のキーワードが理解しやすくなるので、構成全体がとても完成されていると感じました。